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新築実例レポート/モデルハウスレポート

(vol.41) 尾堂産業

※かごしま家づくりの本Vol.41(’19夏秋)より抜粋
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建築場所
鹿児島市/M邸(夫婦)
工  法
木造軸組在来工法
土地面積
215.71㎡(65.25坪)
延床面積
88.44㎡(26.75坪)
1階面積
55.05㎡(16.65坪)
2階面積
33.39㎡(10.10坪)
本体価格
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光と風と景色を呼び込む 全開口窓がある暮らし

『びおソーラー』と 『床下エアコン』で快適に

 ハウスメーカーから地元工務店まで、十数社の住宅を見学したというMさんご夫婦。より良い家づくりのために、性能やシステムを自分なりに勉強してビルダー選びに臨んだというご主人曰く、「その中で、尾堂産業の家はナンバーワンです」。それほど惚れ込んだのは、同社が導入している『びおソーラー』+『床下エアコン』のメリットだ。2人が新居で暮らし始めたのは昨年11月。ひと冬を過ごしただけでも、あきらかな違いを実感したと言う。
 一番は、家の中の暖かさ。びおソーラーは、屋根に設置したパネルで空気を温めて床下に送り、基礎コンクリートで蓄熱して各空間へ放熱する仕組み。さらに床下エアコン(暖房)で、室温や風量を補う。さらに同社は、天然木と漆喰の自然素材にこだわった住宅が持ち味。調湿作用や断熱性といった素材の特性も相まって、「加湿器もいりません。乾燥で咳き込むこともなく、体調もいいんです」と、寒さに弱い奥様が太鼓判を押してくれた。

敷地の特性を活かして 日常に癒しを与える

 南北に長い形状の敷地を活かし、南と北にそれぞれ趣の異なる庭を提案。尾堂社長によると、北の庭からはとてもいい風が入ってくるそう。これは夏の通風にも一役買ってくれるはず。もちろん、軒や雨戸を使った日射遮蔽や優れた気密・断熱性能は必須。前述のびおソーラーは、パネルのセンサーで夜間の冷気を取り入れ、2階のエアコン(冷房)と合わせて内部空間の室温を調整する。住宅性能とシステムの相乗効果で、省エネへの貢献度も高い。
 M邸のテーマは「陽が入る家」。天然木の梁や桁、柱を現した森のような空間に、吹き抜けの高窓から自然光が射し込む様はまるで木洩れ日のよう。南北と浴室に用いた全開口サッシは、光や風だけでなく周囲の穏やかな風景を切り取り、心の英気を養ってくれる。英気を養うアイテムといえば、リビングから続くテラスに設えた手水鉢もその一つ。「氷を入れるとワインクーラーに早変わり。夏はここで夕涼みしながら晩酌するつもりです」。



【尾堂産業/鹿児島】