26帖のLDKを中心に、ゆとりある空間設計と家族のライフスタイルにフィットする間取りを実現したモデルハウスが完成した。
まずはL字型の広々玄関。腰高のシューズ棚に加え正面にも全面収納、さらにその右側には床下収納まで設置。靴はもちろん、ベビーカー、スポーツ用品、アウトドアグッズまで楽々収納。続いてリビングにおいては、白を基調とした明るい空間が実に開放的。リビングに面したスキップフロアの小上がりとは壁で隔たりを作っていないため、抜け感がありさらなる空間の広がりを演出。その小上がりは、和の設えで客間として、安らぎの間として、癒しの空間となっている。横には家族共有のワークデスクを造り付け。パパの書斎として、ママのメイクカウンターとして、子どもの学習机として活用できる。前述した玄関や床下にしかり、キッチン、ダイニング、洗面など、至る所に大容量の収納を確保し、片づけや家事がしやすいつくりなのが嬉しい。
無機質なアイテムや黒を効かせた「インダストリアル」=「工業的」なエッセンスをまとったスタイリッシュなデザインが特徴。そこにラスティックな木の風合いやナチュラルな雰囲気をミックスさせ、カッコ良さの中にも温もりやリラックス感が漂い、これぞ大人の余裕と言ったところだろうか。要所要所で木目の壁紙を使い、部屋によって床材を変え、さまざまな木の表情を見せるこだわり方もさすが。
このように各空間でそれぞれに印象を変えているところがまた楽しい。例えば、廊下の奥に設けた寝室は、シックなカラーリングに統一し、プライベート感溢れる落ち着ける空間に。一方子ども部屋は、真っ白でさわやかな心地良い雰囲気。また、小上がりの和室はシンプルモダンで粋な印象だ。センスと小技が光るそのデザイン性の高さや遊び心になんだかワクワクしてしまう。スマートにそして暮らしを楽しむ工夫が満載の家だ。
【田丸ハウス/鹿児島】