ブルックリンスタイルをよりかっこ良く、より自分たちらしく仕上げたM邸は、おしゃれだけど落ち着ける、デザイン性と居心地の良さを兼ね備えた素敵なお宅。デザインやインテリアの趣味が一緒というTさんご夫妻のこだわりが詰まった一軒だ。
M邸の主役となるリビングには、男前なソファとローテーブルが。なんとこのテーブルは、ご主人がDIYしたもの。テレビボード下にもこれまたご主人お手製のキャスター付のボックスがピッタリと収まっている。「家に合わせて自分好みに家具を作るのが楽しくて」とご主人。完成から1年経った今も、空間や暮らしに応じて手を加えたりアレンジをしたりしながら益々愛着が湧く我が家へ進化している。「愛犬も一緒に過ごすリビングでのひとときが最高に幸せな時間です」とMさんご夫妻。お2人の『好き』がたっぷりと散りばめられた空間コーディネートが暮らしを豊かにしてくれているのだろう。
リビングに次いでキッチンも重要なこだわりどころ。M邸のキッチンは、まさに女性なら誰しも憧れるカフェ風だ。対面式でカウンターを備え、おしゃれな照明や椅子を設置し、グリーンや雑貨で飾り、極力生活感をカモフラージュ。カウンターで過ごす食事やティータイムをちょっと贅沢なひとときに演出する。そのサイドにはサニタリールームが続き、水回りの動線がスムーズ。収納量もたっぷりで、デザインだけでなく機能性や使い勝手においても抜群だ。また、リビングからつながる小上がりには、シックな和紙畳を採用。全体の雰囲気にマッチしつつも和の風情を漂わせたスタイリッシュな空間に。
小屋根裏の大型クローゼットを備えた寝室も真似したい。オフシーズンの衣類や思い出の品などは小屋根裏収納へ、普段使いのものはベッドサイドのウォークインクローゼットへと仕舞うものに応じて使い分け。おしゃれで賢く快適な実に見事なつくりと言える。
【田丸ハウス/鹿児島】