姶良市平松にオープンした同社の平松モデルハウスⅡ c︲flex同様、延べ床面積30坪弱の平屋建てで「悠々自適な暮らし」を叶える山田モデルハウスⅣ J︲Modern。こちらは、奥行きや広さを演出する空間デザインを心がけ、限られた面積の中で家族それぞれのプライベート空間を確保しつつ、実際の面積よりも広がりを感じられる住まいとなった。土地の広さが決まっている中で居住空間を大きくとるために2階建てを選択する家族は多いが、平屋建てでも玄関からの動線や視線の抜け感でゆとりある空間を作ることは可能だ。同モデルハウスでは、リビングに大開口の掃き出し窓を配置したり、ロングスタッドや勾配天井を採用して開放感を演出。パブリックスペースから奥へ進むにしたがってプライベート感を高める間取りで家全体の奥行きを表現している。L字型のウッドデッキに囲まれた庭は、四季折々の風情を感じながら家族が気分を変えてくつろげるリラックススペースだ。
平屋のメリットの一つに家族間のコミュニケーションが取りやすいことがあげられる。同モデルハウスでは、家族がプライバシーを確保しながら同じ空間で過ごせるようスキップフロアを採用し、キッチン対面に配置した。これならスキップフロアで子どもたちが遊んだり勉強したりしている姿を伺いながら炊事をすることができる。デザイン性に特化したフルオープンのキッチンは、常にすっきりとした印象をキープできるようキッチン奥に調理家電やゴミ箱まで収納できるパントリーを用意した。
構造的に2階建てより耐久性や耐震性に優れた平屋建てだが、同社では床・壁・屋根が一体となったモノコック構造の2×4住宅でさらに高い耐震性を実現。もともとモノコック構造は航空機用に開発されたもので、高い強度が求められるスペースシャトルや新幹線にも採用されている。地震や台風時にはその強固な構造で揺れを抑え、建物の変形や倒壊を防いでくれるという。
【トータルハウジング/鹿児島】