窓のないファサードと重厚感のある大屋根が圧倒的な存在感を放つS邸。柔らかな光に照らされたインナーガレージが、おしゃれな愛車を引き立てている。異素材の組み合わせがスタイリッシュなエントランスを抜け、室内に入るとクールな外装のイメージが一転。清々しい木の香りと珪藻土の白壁に光が反射する明るい空間が広がっている。
自然の光と風を取り込むのは、空に向けて開いたコートデッキ。開放感とプライベート感を併せ持つ空間は、親戚や友人が集うパーティースペース。コーヒー片手にひなたぼっこをしたり、洗濯物を安心して干すこともできる。
吹き抜けのあるLDKは2階に相当する高さと、キッチンから和室まで一直線に見渡せる広がりが自慢。キッチンの正面にはハイサイドライトがあり、「食事の支度をする時も空を眺められるのがお気に入りです」とお母様は微笑む。また愛車を入れたインナーガレージは、LDKからもアクセス可能。大きな窓を介してコートデッキともつながっているので、目線が抜け室内も広く見える。
かつては築 年を迎えた実家で暮らしていたSさん母娘。朝早くから仕事に出ることもあり、特に冬の寒さが辛かったという。ベルハウジングの家は、高気密・高断熱の性能に自然素材の優しさを兼ね備え、家族の健康を支えてくれる。さらに、耐震等級3、耐風等級2と、安全性能は最高レベル。当初はリノベーションも検討していたものの、快適な環境で母娘仲良く暮らしたいと建て替えに踏み切った。
ベルハウジングが得意とする木材などの有機質な素材と、Sさんが好きなアイアンやタイルなどの無機質な素材。正反対の性質と印象を持つこれらの素材が見事に融合し、完成したのがS邸。ナチュラルな梁や床は活かしながらも、建具やインテリアの組み合わせでヴィンテージな趣を感じさせるブルックリンスタイルを実現している。「ディテールにいたるまで、こだわりを聞いてくださって納得のいく家づくりができました」とSさん。「我が家が一番です」と言い切ったお母様の表情には、満ち足りた暮らしを叶えた喜びがあふれていた。
【ベルハウジング/鹿児島】