ご夫婦共働きで、家事と仕事の合間で家づくりを始めた奥様。他社で決めようとしていたが、予算と提示された見積りの大きな差に驚愕。納得できず、息詰まっていたその時、何気に本誌を開き、目に魅かれたのが、ミューズ建築工房の住まい。一目惚れした奥様は、すぐに連絡し、その足で事務所へ。「偶然の出会いで始まった家づくりでしたが、好みをすぐに理解してくれて、打ち合わせもスムーズに。女性ならではの視点と、プロの確かな目で、的確なアドバイスもいただきました」と奥様。気になるコスト面でも「限られた予算の中で、好みのものにできるだけ近いものを必死に探してくれました」と、その真摯な姿勢に信頼度が一気に増したという。
同社で建てた家を7軒ほど訪問し、改めて快適さを実感。「白を基調としたシンプルな空間に、アイアンやアールのデザインは見る度に心が癒され、穏やかな気持ちになりました。何より強く印象に残っているのは、住んでいる家族の笑顔です。とても幸せそうで、ここに住みたいと確信しました」。
N邸の大きな特徴は、夫婦の思い描くビジョンがしっかり反映されていること。「先々、趣味を高じたカフェを開店させたい」という奥様の希望もあり、1階は吹き抜けのリビング、キッチン、和室とパブリックスペースを揃え、2階には浴室や夫婦の寝室、子ども部屋などプライベートなフロアに。夫婦の寝室は、八畳ほどのゆったりスペースでセカンドリビングとしても活用。縦長の造り付けカウンターは、夜になるとご主人が一日の疲れを癒し、晩酌を楽しむバーカウンターへ。テレビ台にも、パソコンデスクにもなり、一台三役。
1階は同社の特徴でもあるリビングサイドに小部屋を設置。リビングとつながりつつも独立したプライベートスペースは、アフタヌーンティーや趣味・読書を楽しんだりと多目的に使える。アール壁が程よく目隠しをしてくれるので、半個室のような心地よい隠れ場所にもなる。吹き抜けに加え、部屋の延長とも思えるインナーバルコニーで縦横の広がりを演出。リビング〜キッチン〜和室と回遊動線で暮らしやすさもアップ。将来を見据えつつ、使い勝手も追及した理想の住まいだ。
白を基調とした室内は、アイアンの飾りやおしゃれな照明、インテリア、壁紙等々ひとつひとつがセンス良く彩られ、まさにカフェのような女性がワクワクする空間。特に、玄関の入口をはじめ、リビングの至る所で見られるアール壁は、可愛らしさや温かさを演出。曲線美が創り出す優しい雰囲気は、甘すぎず程よく可愛い、ナチュラル&フレンチな住まいへと仕上がった。デザインだけでなく、暮らしやすさも実感しているという。今年の夏、リビングはエアコンなしで過ごしたそう。「想像していたムッとした暑さを感じることなく、窓を開けると風が通り、快適でした」と奥様。何故なら採光・通風にも優れ、気密性や耐震性にも優れた2×4の住まいだからこそ。
理想の我が家を手にした奥様だが、スタートはこれからだという。「趣味のガーデニングを生かして、緑の空間を内にも外にも増やし、先々は多彩な緑に囲まれた『森の家』が理想です」。住みながら、家族と共に成長していくN邸の今後が楽しみだ。
【ミューズ建築工房/鹿児島】