理想の家の第一条件に「住まいと車庫が一体化した家」と挙げるほどAさんは車が大好き。家づくりに向けてたくさんのメーカーを回ったが、ビルトインガレージを取り入れると、どこも予算を大きく上回ったという。そんな中、「予算のことも含めて、希望を全部言ってください」と社長自ら親身に相談に乗ってくれたのが、センチュリーハウスだった。夢をカタチにした家は、車庫が玄関のほか、寝室にもアクセス可能。雨の日でも出入りがしやすく、また愛車が降灰やほこりで汚れる心配がなくなったと大満足だ。
外観はシンプルな黒をベースに、玄関がブルー、横に置いた黄色の大きなポストが目印となっている。勾配天井で開放感のあるLDKは、白っぽい木目の床に対し、壁の一部と天井が黒。はしごを出して上るロフトには、雲が浮かぶ青空のクロスが張られ、楽しい遊び心を感じる。また、キッチンのカウンターや床を多色使いにするなど、あちこちに遊び心が散りばめられている。
車の次に温泉巡りが大好きだというAさんは、ゆったりとくつろげる広い浴室を希望。大きめに開けた窓から借景の林を眺めると、露天風呂につかっているような気分が楽しめる。浴室、洗面所、トイレといった水回りは、キッチンの近くにまとめて配置し家事動線を短縮。洗面所の隣にはサンルームを設け、夜や雨天時も室内干しができるように工夫した。また水回りにもオレンジや赤ほか、Aさん夫妻の大胆な色遊びがスパイスのように効いているのが楽しげだ。
和室には、毎年一枚ずつそろえていく予定の干支瓦を飾る棚を造り付けてもらった。空いた部分は現在、焼酎ラックとして活用している。「大工さんに作ってもらった仏間は、お線香をあげるときだけ台を前に引き出せるようになっています。プロからの提案がいろいろあったので助かりました」と奥様。「開放感あふれるリビング」「廊下を作らずに、空間をうまく活用したい」などの要望もすべて叶えることができた。
【センチュリーハウス/鹿児島】