家づくりを決意したSさん夫妻は、大いに迷っていた。センチュリーハウスが手がける『ゼロキューブ』のモデルハウスを見学した後のことだ。「シンプルなデザインと間取りが気に入りました」と奥様。他社の住宅もチェックしたが、どれも決め手に欠ける。そんな夫婦の背中を押したのが、ゼロキューブのアレンジだった。「規格住宅で細かな変更はできないと思っていました。それが可能と言われて、決めちゃいましたね」。
ゼロキューブは、ベースとなる仕様にオプションをプラスすることで、ライフスタイルに応じたカスタムができる。しかしS邸が行ったのはオプションではなく、使い勝手に合わせた収納サイズの変更。玄関土間のシューズクロークをより広く確保したのだ。共に暮らすウサギのミルクちゃんもお気に入りの場所に。収納を広げた分だけキッチンがコンパクトになったが、もともとゆとりのあるスペースだったので、使い勝手に不自由はないそう。
他にも、ご夫婦のリクエストに、同社は細やかに対応。階段の段数を増やして、傾斜を少しゆるやかにしたり、主寝室のウォークインクローゼットを通常のクローゼットに変えたり。ウォークインの方が便利では?と感じたが、奥様の話を伺って納得。主寝室の収納は、奥様とご主人がそれぞれ専用で使う2つのクローゼットが設えられている。収納するものを衣類に限定し、季節のアイテムなどは別途ある納戸へ。「服とモノを一緒にしまいたくなくて提案しました。互いに使いやすいよう整理・収納できるので便利ですよ」。
便利と言えば、想像以上だったと言う玄関からキッチンへの動線のよさ。これは標準仕様の間取りのままになっており、ホールからキッチンへ直接出入りできる。買い物帰りなどはとくに優秀さを実感できるようだ。LDKと続きで使える和室は、将来的に床をフローリングにしても違和感がないようにスッキリと。家族の暮らしやすさをきちんと反映させている。
【センチュリーハウス/鹿児島】