最初は「ごく普通の家でいい」と考えていたHさんご夫婦だが、『建築本舗KURA』の家で天然素材の多機能さやお手入れの手軽さなどを知り、その幅広い魅力に感動したそう。まず床材には無垢の国産サクラ材を使用。美しい木目と優しい手触りに加え、丈夫で傷が付きにくい、と実に理想的。壁や天井は天然系塗り壁材をベースにした塗り壁で、熟練職人による見事な仕上がりはずっと眺めていたいほど。いずれも調湿や臭い、化学物質の吸着・消臭などに力を発揮し、ナチュラルな色合いが落ち着いた空間を演出する。 そんな良質素材を隅々まで惜しみなく使うのは、そこで生活する家族のことを大切にしているから。特に収納や押し入れなどはカビなどを寄せつけないように配慮している。「見えない部分だからこそ質の高い素材が必要だと考えています。同じものを使うことで統一感が出る点もいいですね」と倉原社長。
自然素材に加えてさらに見逃せないのが、動力ゼロで家自体が呼吸する通気断熱WB工法。夏は自然と発生する上昇気流を利用して建物内の熱を外に出し、冬は暖かい空気を逃がさないように開口部を閉じるシステム。動力を使わないのでランニングコストがかからず、メンテナンスフリーというのも嬉しい。また、通気性の高い壁から湿気や生活臭、化学物質などを透過させ、壁の中の通気層から外へ排出してクリーンな空気を保つから、帰宅時のこもった空気や家庭臭などもしっかり防ぐことができる。
WB工法の力は絶大で、年末から暮らし始めたHさんご夫婦は小さなヒーター1つで冬を越せたとのこと。足元も冷え込まず、実に快適だそう。「どれくらい涼しいのか、夏が楽しみです」と奥様も笑顔に。WB工法の性能でさらに注目したいのが優れた耐震性。通気断熱WB工法は面で支えるモノコック構造も兼ね備えているため、地震や台風に対しても強いので安心だ。
【KURA匠 (くらしょう)/鹿児島】