実家のリフォームを建築社に依頼したところ納得の仕上がりだったのを見て、Iさんはハウスメーカーを建築社に決定。そこから同社と二人三脚の土地探しが始まった。「立地には妥協したくなかった」と話すように、土地探しに時間がかかったそうだ。やっと見つけた、利便性の高い住宅街の36坪に完成したのは、木造3階建ての我が家。必要なものを無駄なく納めながら駐車場も3台確保するなど、敷地を最大限に有効活用できたのは、土地探しからのプランだった点も大きい。
大きな窓を開けた2階のワンフロアが、家族が集うLDK。茶×白でコーディネートされた空間は、マリメッコのカーテンやクッションがスパイスとなっている。インテリア自体はシンプルなので、ファブリックを替えることで、雰囲気をガラリと変えることができそうだ。リビングの壁一面は扉付きの棚になっていて、文具や雑貨などすべて見えないようにしまえる。一つひとつの物に指定席を設けたので、使うときもササッと取り出せて便利だ。
対面式キッチンは、シンクとコンロを前後に分離したⅡ型を採用し、家族と一緒に料理ができるように動線を確保。ステンレスの天板は幅広で作業がしやすく、パンをこねるのも楽々とできるのがうれしい。すぐ横に設けたパントリーは、食品などのストックのほか、それまで使用していた冷蔵庫や食器棚までまとめて置け、ごちゃごちゃしがちなものをすっぽりと目隠ししてくれる。キッチンの壁は手入れの楽な茶×黒の柄パネル、その隣のダイニングは大胆な柄のカーテンがひときわ目を引く。「柄の選択には勇気がいりますよね。建築社さんはCGシミュレーションでトータルコーディネートを見せてくださったから、いろいろイメージがしやすかった」とIさん。仕上材の柄や色からカーテンの柄まで、シミュレーションを参考に決めていったそうだ。
1階の洗面・浴室には、タオル等をしまうウォークインクローゼットをつなげ、室内干しができる家事室も隣接。家事動線を集約させた。
【建築社/鹿児島】