穏やかな自然の風景に馴染むように佇むグリーンの外観がかわいいH邸。「3年前、子どもの夏休みの宿題のために木材と住宅を見学するバスツアーに参加したんです」。それが『建築工房 匠』との出会いだったそう。当時、「遊びに行く感覚で」いくつかのモデルハウスを訪れていたというご家族だが、家を建てるつもりは全くなかったため、ハウスメーカーからの積極的な営業にたじろぐこともあったという。
しかしその後いくつかの条件がそろい、家づくりの計画が本格化していく中、「プランニングはもとより予算的なアドバイスまで、『建築工房 匠』の社長さんが見通しを立ててくれたおかげで、安心して家づくりを進めることができました」とお二人。夫婦ともに介護の仕事に携わっているため、夜8時過ぎに帰宅する奥様の家事負担を軽減することと、年をとってからの身体的負担を少なくすることを考慮しながら、長く快適に暮らせる住まいとなった。
ゆるやかな玄関スロープ、段差のない室内、移動しやすいセンターリビングなど、平屋建ての住まいにさらにスムーズな動線を描いたH邸。それは、「せっかく建てるマイホームなので、いつまでも暮らしやすい家であるように」という奥様のこだわりだ。普段は勝手口から出入りすることが多いといい、勝手口からパントリー、そこからキッチンを抜けて洗面スペースなどの水回りへと続く配置は帰宅時の動線も良く、調理しながら洗濯などの家事を同時進行で行いやすい。この使いやすいキッチンのおかげで、子どもたちも野菜を切ったりお皿を洗ったりと、忙しい両親のお手伝いを進んでしてくれるのだそう。
リビングは空間を広く使えるよう、ダイニングテーブルやソファーを置かない床座スタイルを採用。広々としたリビングから各スペースへ直接つながる間取りには、日々の動線をスムーズにするだけでなく、家族のコミュニケーションを増やしてくれるメリットもある。
【建築工房 匠/鹿児島】