ネイビーとウッド調の配色で、クールな雰囲気のなかに温かみを感じさせる佇まいがおしゃれなS邸。白壁に囲まれた明るい室内もまた、キッチンやファブリックに取り入れたネイビーの差し色が効き、床や天井の梁などに木の温もりを感じる空間だ。「カフェに行くのが好き」というご夫婦らしく、ヴィンテージ感のあるインテリアやさりげないタイル使いなど細部までこだわった住まいは、カフェさながらのスタイルのある寛ぎが漂う。
「無理せず楽しみながらの家づくり」を叶えてくれた『センチュリーハウス』。「自分たちの好みや希望をよく捉えてもらえた」とご夫婦は振り返る。洗面台やキッチンなどのテイストは、主にSNSで好みに近い写真を探して提示。そっくりそのままではなく、ご夫婦が使い勝手のいいように工夫が加えられ、かたちになっている。「キッチンの通路の幅を広げる提案をしてくださったり、『ここの空間は何に使いますか?』と一つひとつ確認してくださるので、改めて用途を考えて造ってもらうことができた」とお二人。
おしゃれな雰囲気だけでなく、開放感と動線の良さを重視した間取りも魅力。共通の友人が多いというご夫婦。S邸が集いの場となることも多いが、新居はLDKに加えて和室やウッドデッキまで一体の空間として使うことができ、「10人近く招いても狭く感じなかった」と語る。夏場は広いウッドデッキをメインにバーベキューをするのも楽しみだ。
キッチンや子ども部屋の収納にあえて扉を設けていないというのも開放感を意識した工夫。扉を設けないことで圧迫感を排除するだけでなく、物の出し入れのしやすさや、扉分の費用をほかに生かせるというメリットも生まれた。キッチンから洗面や室内干し用のドライスペースへの配置は、家事効率アップに大助かりの間取り。「洗濯から室内干しをするまでの動線が本当に楽」と奥様も満足の様子だ。「住んでみて、あらためて良かったなと感じることばかり」と口を揃えるお二人。納得の家づくりで居心地の良さも格別のS邸である。
【センチュリーハウス/鹿児島】