窓の少ないシンプルモダンな外観に反し、玄関扉の向こうは緑と自然光に溢れたナチュラル空間。南側の庭先はやや急傾斜になっていて見晴らしがよく、眼下には大パノラマが広がっている。「この眺めを最大限楽しみたい」と建築されたのがT邸だ。
庭側はほぼ窓でかなりの大開口、2階とLDKは吹き抜けでつながる大空間で、屋内ながら外にいるような開放感。外へ目を向ければ、四季折々の緑と手入れの行き届いた庭が融合し、まるで見事な絵画のよう。
この大空間で気になるのは光熱費だが、『白木建設』なら心配いらず。断熱材に最適と評判のセルロースファイバーを使い、窓などの開口部にも高性能のものを用いて、理想的な断熱性を実現。これほどの高気密・高断熱だからこそ、吹き抜けや大空間があることでそれぞれの温度差をなくし、快適さを保てるというから素晴らしい。さらに太陽光発電などを利用してランニングコストを圧縮する工夫も見逃せない。
子どもがすでに独立したTさんご夫婦ならではの間取りもこだわりの一つ。特長としては各部屋を隣接させず、間に廊下などを挟んでいること。ワンクッション置くことで生活音などを気にせず、のびのびと過ごせるそう。夫婦の部屋も2つに分け、間には多目的に使える広いフリースペースを設置した。そうすることで、夫婦で生活リズムが異なる時でも気を遣わず、コミュニケーションはLDKなどで気軽にできる。特に2階フリースペースと4mもの鉄棒付きバルコニーは、夫婦一緒に体を鍛えるプライベートジムとして活躍しそう。
浴室や洗濯室、寝室などの生活スペースは2階へ集約し、1階はLDKと和室を備えたパブリックスペースに。1階で寛ぐ家族やゲストのことを考え、帰宅後は玄関ホールからリビング・和室を通らずそのまま2階へ行く動線も確保している。その際は手洗いうがいがすぐ行えるよう、出入口近くに洗面所を設置という配慮もさすがだ。特に和室は玄関を挟んで完全個室になるため、滞在中のゲストもゆったりと過ごせる。
【白木建設/鹿児島】