淡く落ち着きのある外壁のグリーンと、木の風合いが優しくマッチした平屋。広い庭ではシンボルツリーのシマトネリコが陽光を浴び、風にきらきらと葉を揺らして出迎えている。飾り過ぎずナチュラルだが、庭と家が一体となって描く「安らぎ」に、しみじみと目を奪われる住まいだ。
「木をいっぱい使っていて、やわらかい印象があった」と住まいずに対する第一印象を振り返るご夫婦。S邸も木の温もりが優しく溢れ、特に厚さ35ミリもある浮づくりの床は心地よくやわらかく、裸足で歩きたくなるような感触だ。「親にも納得してもらえる家づくりがしたい」と宿泊体験には両家のご両親も招待。梅雨時期でも心地よく過ごせる木の家の魅力を皆で体感することができた。新居は住まいずらしい木の家の魅力と、ご夫婦のセンスがベストマッチしているのが印象的。部屋の各所にプラスされた差し色や、さりげなく飾られたドライフラワー、キッチンに並ぶ調理道具さえも、住まいをおしゃれに引き立てている。
いちばんのこだわりは、室内と屋外をつなげる全開口の窓。LDKからウッドデッキ、そして庭へと視界が広く抜ける開放感が心地いい。そして収納スペースを賢く無駄なく設けているのもポイント。家族の衣類をたっぷりしまえるファミリークローゼットやキッチン収納などは、収納したいものをあらかじめ把握してサイズをはかり、きれいに収まるよう造っているので空間に無駄がなく、スッキリ片づけられる。また、クローゼットとランドリースペースが近く、洗濯から収納まで短い動線で済ませられるのも便利だ。
新居に暮らし始めて1年。「後悔している部分は一つもない。この木の雰囲気がすごく気に入っています」とご夫婦。特にリビングに座り外の景色を眺めている時はリラックスでき、居心地の良さをしみじみ実感されている様子。「住んでからも困ったことがあればすぐに来て相談に乗ってもらえる」とアフターフォローの良さにも信頼を寄せている。
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【木づくり建築工房 住まいず/鹿児島】