風に揺れる緑に季節を感じるアプローチ。ドアを開ける前からどこかホッとする安らぎが漂うT邸は、中に入ると期待に違わず、木の温もりに満ちた優しい空間が広がっていた。リビングに通されると、目の前には大胆に設けられた大きな正方形の窓。小高い緑の山を望むのどかな風景が、まるで絵画のように目に飛び込んできて、外の景色と一体になったような心地さえする。陽光を贅沢に取り込み白壁に囲まれた空間は明るく開放的で、足元は浮づくりの床の感触があたたかく心地いい。
「木のおうちを建てたい」そう考えていたTさんにとって、『だんらんホーム(イシタケ)』のモデルハウスは理想のスタイルで、一目で気に入ったそう。希望したのはプライベートな空間を完全に分けた間取り。寝室や浴室といった生活感の出やすい空間と、家族が寛いだり来客を通したりするLDKをL字型に配して、完全に区切っているのが特徴だ。そのためLDKはスッキリとした印象で、奥様お気に入りの雑貨やスタイリッシュなインテリアが映える素敵な寛ぎ空間になっている。
シンプルなようで、実はオリジナリティに溢れた住まい。そう感じさせるのは、一つひとつが丁寧に、暮らす人に合わせて造られているから。例えばリビングの飾り棚は、奥様が飾りたい雑貨のサイズに合わせて棚の高さや奥行きを調整してもらったそう。子ども部屋のデスクやベッドには、安全面に配慮して階段を設けていたり、空間を無駄なく生かした収納スペースがあったりと、市販品では決して得られない造作ならではの使い勝手の良さとフィット感がある。
そんなT邸に漂う唯一無二の個性は、土地の魅力を住まいに取り込んでいることでさらに磨かれている。前述の通り、リビングでは窓の向こうに見える景色が絵画のように出迎えてくれるし、キッチンでは、調理中ふと顔を上げると目の前の窓に広がる開放感に癒される。省エネ性や耐震性、耐久性、メンテナンスの容易性などに優れた長期優良住宅でもあり、環境や家計に優しく、安心を備えている点も嬉しいポイントだ。
【だんらんホーム(イシタケ)/鹿児島】