扉を開けると、そこは鹿児島であることを忘れさせるような別世界。煌めくシャンデリアやステンドグラス、力強くもしなやかな表情のアイアン格子など、そこかしこで西欧のデザインが空間を彩り、吹き抜けの清々しい開放感とともに迎えてくれる。
ソプラノ歌手であり声楽とピアノの教室もされている奥様。一方で、フォトグラファーで英語も教えていらっしゃるご主人。そんなご夫妻の住まいには、ピアノや英語を習っている生徒やフォト撮影で訪れる友人など来客が多い。そのため家づくりでは、「訪れてくれる方々にいい空間を」という想いがあった。その想いをかたちにした素敵な玄関ホールは、どこを取っても絵になり撮影スポットにもうってつけ。ミニコンサートができるよう、ピアノの部屋とLDKがつながる仕掛けになっているのもポイントだ。住まいとしての快適性ももちろん熟考されており、例えばランドリールームは洗濯から室内干しまで同じ空間で済ませられて便利。
新居をプランニングしていくなかで、たくさんのメーカーから話を聞き図面も描いてもらったというPさんご夫妻。しかしどの会社でも、自分たちのこだわりを貫こうとすると渋い反応をされたり、金額が跳ね上がったりしたという。そんな中で出会った鹿児島ツーバイフォーは、まずありきたりなセールストークがなくプレッシャーを感じさせない対応が好印象。さらに予算のなかで一つひとつの希望に快く応えてくれたことが、パートナーに決めたポイントとなった。「自分たちがどんな家を造りたいかということを大事にしてくれて、『希望の家を造ってあげたい』という気持ちが伝わってきた」と振り返るご主人。広さや間取りといった大まかな枠組みはもちろん、フローリングの張り柄やタイルの向きといった細かい部分まで妥協なく希望を叶えられたのは、信頼できるパートナーに出会えたからこそだろう。