温もりを感じる木製ドアや手焼き風のタイル、ステンドグラスにアイアンと、センスの光る素材使いにおしゃれな雰囲気が漂うY邸。吹き抜けのリビングは、奥様お気に入りのインナーバルコニーも目を引く開放的な空間だ。以前の家の隣に病院が建ち、環境が変わったことから転居・新築に踏み切ったYさん。新たに出会ったこの場所は、国道や商業施設まで徒歩1分もかからない利便性のいい住宅地でありながら、目の前に学校の校庭が広がる開放感と静かな環境が気に入り、購入を決めた。しかし土地を買った直後に奄美大島へと転勤。離島で家づくりのパートナー探しを始めることに。ミューズ建築工房は、以前から気になっていたところ、会社の上司にも勧められ、紹介してもらったのが縁。「上司が紹介の電話を入れると、その日のうちにミューズの社長さんが土地を見に行ってくださって。その後も土地の陽当たりや周辺環境、ご近所さんの様子など、島にいてはなかなか確かめることのできない情報を集めてくださって、本当に助かりました」とYさんは振り返る。
以前の家が住宅に囲まれ人目の気になる立地だったため、新居では人目を気にせず伸び伸び暮らしたいと思っていたYさん。買った土地は南側が隣家に近かったため、校庭に面した視界の広がる北側をうまく生かせたらと思っていた。しかし数社にお願いして上がった図面は、どれも生活の中心となるリビングを南側に配した間取り。そのなかで唯一、北側リビングを提案してくれたのも同社だった。「暗くなってしまうのではという懸念もありましたが『大丈夫です。せっかくだから、この北側を生かしましょう』と。社長が力強く言ってくださったので、踏み切ることができました」。心配していた明るさも窓からの採光で問題なく、理想としていた伸びやかな暮らしがかたちになった。
島からの家づくりも、「本当に距離を感じさせないくらい対応が早くて丁寧。他の施主さんと社長の関係もすごく良くて、こんな風に長く付き合っていけたらと思いました」と奥様。これからもずっと頼れるプロが付いている、そんな安心感も得たことが伺えるYさんファミリーだ。
【ミューズ建築工房/鹿児島】