三角屋根のシルエットが住宅街の街並みに美しく際立つK邸。シンプルな佇まいでありながら、色や素材のコントラストが利いていたり、ひさしを大きくとってバランスよく仕上げていたりと、さりげない工夫が散りばめられている。暮らしやすさと遊び心のエッセンスが心地よく共存するK邸は、ベルハウジングの「Be‐WILL(ビーウィル)」の家。『じぶんいろのいえ』をテーマに、「こんな暮らしがしたい」、「こんな家に住みたい」と夢見る施主と建築家が一緒に造り上げるスタイルが特徴のブランドだ。
3人のお子さんがのびのびと過ごせる環境を求めて家づくりを決意されたKさんご夫妻。さまざまなハウスメーカーを見学した中で、希望の条件にぴったりと合ったのがベルハウジングだったという。「子どもたちが安心して遊べる無垢材の家を条件に探していたのですが、ベルハウジングさんは社屋が素敵だと気になっていました」と奥様。ホームページや完成見学会で、洗練されたデザインに心ひかれたことも決め手になったと微笑む。
陽当たりのいい2階に家族が集まるリビングを設けたK邸。光と風をたっぷりと取り込む大きな窓は、コートデッキとベランダにつながっている。「外からの目線も気にならない場所なので、天気のいい日は外でお昼を食べるのがお気に入りです」とおっしゃる奥様。家族でバーベキューをしたり、布団を干したりと多彩に活用している。また、2階の中央にあるのは、おしゃれなアイランドキッチン。ダイニングテーブルと一体化したステンレスの天板は、掃除がしやすく、家事負担を軽減。バックヤードには造作の食器棚や充実した収納を備え、機能的な暮らしを叶えている。
「どこにいても家族の気配が感じられる家ですね」とにこやかに語るのはご主人。ダイニングキッチンを抜け、桜島を望むピクチャーウィンドウを配した階段を上がると、まるで子どもたちの秘密基地のようなロフトが広がる。夏涼しく、冬暖かなロフトは、身も心もいやされる空間。家族5人で寝室代わりに使っているほど居心地も上々だ。
センスのいいインテリアに彩られた1階は、ライフステージに合わせて自由にアレンジできるオープンな空間。いずれは家具で仕切り、子ども部屋にする予定だが、現在は家族のセカンドリビングとして、また子どもたちが身支度を整える場所としても活用している。オープンスペースを抜けて奥へと進むと、広々とした洗面室とバスルーム、寝室を完備。コミュニケーション空間とプライベート空間がバランスよく共存している。
「雪の日も結露せず、雨音も気になりません」と、快適そのものの住み心地を語るご主人。家族の健康や安全、省エネにも配慮した高気密・高断熱の家は、暮らしの質をさりげなく高めてくれる。「プロならではの新しい提案があったからこそ、理想の家ができました」と家づくりの過程を振り返るご夫妻。今後は少しずつ自分たちで手を加えていくことも楽しみの一つだという。のびのびと遊ぶ子どもたちと、その姿を優しく見守るご夫妻。満ち足りた笑顔には『じぶんいろのいえ』に暮らす喜びがあふれていた。
【ベルハウジング/鹿児島】