ご夫婦共に教員を職業にしているため、忙しい毎日を過ごすSさん一家。子供の成長を機に、いざ、家づくりを始めようと決心したものの、忙しく、様々な業者を見て回れず悩んでいたところ、お母様の紹介で足を運んだのがミューズ建築工房。「社長は母の友人で、事務所にお邪魔したのがきっかけでした。しかし、同社の可愛らしいデザイン、実は少し苦手で。住まいはとにかくシンプルにと思っていたので、躊躇していたのですが『デザインは自由にアレンジ出来ますよ』とのお言葉と主婦ならではの社長さんの視点に共感し、決めました」と奥様。
言葉通り、白を基調としたシンプルなデザインに、お気に入りのクロスやタイルで個性を表現し、アイアンの装飾をさりげなく演出したナチュラルな住まいが完成した。「苦手と感じていたアイアンの飾りでしたが、実際つけてみるとポイントになって良いですね。ステンドグラスも素敵です。照明をつけると、また違った表情を見せてくれて。部屋の雰囲気もグッと良くなりました」と、今ではお気に入りのアイテムになっている。
毎日帰宅が遅いSさんご夫婦。「子どもたちと過ごす時間をしっかり取りたい」と希望し、考えたのは、LDKに学校の道具やアイテムも置けるスタディカウンター。「もし子どもたちが宿題を2階でやったら、ほとんど子どもの顔をみることがないと案じました。小学生まではできるだけ一緒に過ごしたいので、リビングに子どもたちのスタディカウンターを造りました。私も家事をしながら、子どもたちの宿題の様子を見ることもできるし、分からない問題があれば、すぐに教えてあげることできます。程よい距離感がいいですね。思春期になり、一人の時間を過ごしたいときは、2階に上がればいいと思います。」と奥様。家族の時間を大切にしたリビングを中心の間取りにSさん夫婦もご満悦。
リビング階段はもちろん、リビングからウッドデッキや庭にもつながり、息子さんのソフトボールの練習をスムーズにした。家族一人ひとりが無理することなく、自然に集まりたくなるようなリビングには、親子の会話やコミュニケーションが自然に増え、『子どもがはぐくむ住まい』が完成した。
同社の大きな魅力でもある「主婦目線でのアイデアや提案」に奥様も随分助けられたよう。その中の一つに、シューズクロークとは別に設けたコートクローク。帰宅してすぐ上着がかけられるのはもちろん、かばんや小物なども収納できるので、お出かけ準備もスピーディーに出来る。
他にも、とにかく洗濯物が多いSさん家族では、汚れた靴下や花粉が付いた衣服なども、玄関で脱いでそのまま洗濯機に入れられるようにと、玄関奥に洗濯機が置けるスペースを確保した。玄関近くに洗面台もあるので、『帰ったらまず手洗い』が自然な流れでできる。ソフトボールの練習で泥まみれで帰宅する息子さんはもちろん、魚釣りが趣味というご主人も大助かり。生活に密着し、暮らしやすさを追及した工夫が随所でみられ、日々の家事負担が大きく軽減されている。
「一般的なアドバイスではなく、我が家だからこその住みやすさを重視した提案やアドバイスのおかげで、シンプルでかつすっきりとした住まいに、家族が伸び伸びと過ごせています」と、奥様。
【ミューズ建築工房/鹿児島】