鹿児島で家づくり(新築・リフォーム)を考えている人のための総合ハウジングサイト。

新築実例レポート/モデルハウスレポート

(vol.38) 住まいの前屋敷

※かごしま家づくりの本Vol.38(’18春)より抜粋
検索ワード>>
  • 注文住宅
  • 2階建
  • ZEH(ゼッチ)住宅
  • 性能表示対応
  • 鹿児島県産材を使用した家
  • 自然素材
  • 耐震・免震住宅
  • 街なか住宅
  • こだわりのお庭
  • こだわりのインテリア
建築場所
鹿児島市/M邸(夫婦+子ども2人)
工  法
木造軸組FP工法
土地面積
192.00㎡(58.06坪)
延床面積
83.63㎡(25.29坪)
1階面積
51.34㎡(15.53坪)
2階面積
32.29㎡(9.76坪)
本体価格
メーカーに直接お問い合わせください

限られた敷地に心地よい空間を。コンパクトハウスで整うミニマムな暮らし

  • >
  • >

約25坪に暮らしやすさを凝縮したコンパクトハウス

 ご主人の実家の敷地内にご夫婦と4歳、2歳の子どもたちが暮らす住まいを新築したMさんご家族。その実家も『住まいの前屋敷』で建築した縁もあり、今回もはじめから同社にお願いしようと決めていたそう。完成したマイホームは、建坪は約19坪、1階と2階を合わせた延床面積も約25坪というコンパクトな住まいだ。
 「打ち合わせでは、どうやって無駄を省いていくかを一番に考えました」とご主人。さらに、「生活機能を1階にまとめて暮らしやすくしたい」という希望に応じて設計された室内は、開放的なLDK横に和室を設けた1階と、間仕切りのないフリースペースの2階を吹き抜けでつなげた、縦横に広がりを感じさせる空間。和室が家族の寝室として使われているため、起床してから就寝するまで、日々の生活動線に階段は含まれていない。だから、家の中での移動はいたってシンプル。料理や洗濯などの家事も、いつのまにか寝てしまった子どもたちを布団へ運ぶのも、全てワンフロア内の短い移動で済ますことができる。

必要以上にモノを置かないシンプルライフを実現

 共働き夫婦であることから、二人の子どもたちの様子を見ながら短時間で家事をこなすことと、住まいに無駄なスペースを作らないための暮らし方のヒントも随所に見られる。掃除はロボット掃除機、普段の洗濯では洗濯機の乾燥機能を活用するため室内に段差は作らず、部屋干し用の広いスペースも不要と判断した。
 コンパクトだから掃除がしやすいというのはもちろんだが、必要以上にモノを持ちすぎないことを心がけ、あえて収納スペースも少なめにしたのだそう。M邸には、シューズクロークやパントリー、ウォークインクローゼットなどの大型収納はない。作り付けのクローゼットもないので、和室の押入れに家族の服をまとめて収納している。持ち物を減らすことで暮らし方をシンプルにすると、毎日の家事はグッとラクになる。最初のプランでは総2階建の家だったというが、そこまでの広さは必要ないとの考えからリビングを吹き抜けにしたのだそう。「吹き抜けのおかげで、空間が広く感じられるので正解でしたね」と奥様。

光や風の力も効率的に取り入れる高性能エコ住宅

 M邸では「キッチンはみんなで使うスペースだから」と、対面キッチンをリビングに対して並行ではなく垂直に配置した。夫婦で協力して家事を行えば、調理も片付けも早く済み、その分子どもたちの世話や他のことにも手が回る。また、実家が隣にあるため、夕食後にご主人が子どもたちを連れて隣に遊びに行くことも多いのだとか。それは、仕事と育児に追われる奥様がちょっと一息つけるぜいたくな時間。ご主人の実家と隣り合うM邸での暮らしは、理想的な完全分離型二世帯住宅スタイルでもあるのかもしれない。
 必要以上の広さを求めないコンパクトな家は、住宅の建築費用だけでなく月々の光熱費も抑えることができるローコスト住宅。しかしその分、住宅性能にこだわることができ、より快適な暮らしを手に入れられる。「『FPの家』の断熱性能のおかげで夏も快適に過ごせます」とMさんご夫婦。高性能エコ住宅にパッシブデザインを取り入れた設計だから、光と風の心地よさも感じながら過ごせるのだそう。



【住まいの前屋敷/鹿児島】