Sさんが黒松製材建設の家を気に入ったポイント。それは展示会で訪れた家で感じた「木の香り」だった。屋根裏まで吹き抜ける開放的なS邸もまた、そんな木の心地よさに満ちる住まいだ。玄関からずっと続いていく杉の床。部屋を仕切る建具類もほとんどが木製のオリジナルというのも同社の家ならでは。圧巻は子ども部屋で、床、壁、天井、そしてドアまですべてに木が使用された空間で、贅沢なほどにその温もりに包まれている。
そんなS邸の見どころは、まず住まいの中心にウッドデッキの中庭があること。この中庭が、平屋のS邸を隅々まで明るく、一層開放的なものにしている。キッチンに立てばLDKや和室はもちろん、中庭越しに子ども部屋まで目が届くので安心。また、もう一つ特徴的なのが、シューズクローゼットをキッチン側の勝手口に設けていること。カーポートから直接出入りできるこの勝手口が家族用の玄関になっており、収納も充実させている。
カーポートから直接キッチンに入れるという動線は、Sさんご夫婦がこだわったことの一つ。買い物の荷物を邪魔にならない場所にすぐ置けて、冷蔵庫や食品庫に片づけやすいというのがそのメリットだ。一方で表側の玄関は和室を隣に配した間取り。来客を直接客間へ通せるよう工夫されている。また、中庭ウッドデッキから廊下をまたげばすぐに洗面脱衣室、そして浴室へとアクセスできるのもポイント。庭仕事や水遊びで汚れたり濡れたりしても、すぐにシャワーを浴びることができるので便利だ。
新居で暮らし始めて間もなく一年を迎えるSさんファミリー。吹き抜けにも関わらず冬場はほとんど暖房いらずだったそうで、断熱性の高さを実感できた様子。また、「家族の声が良く聞こえる」とは小学1年生の娘さん。遮音性の高さから、外の音に邪魔されることなく家族の時間を過ごせていることが伺える。「木だから気持ちがいい」という娘さんの嬉しそうな様子も印象的だった。
【黒松製材建設/鹿児島】