「住むなら姶良エリアに」と家づくりを始めたKさん。情報を得るため、まずはプロの意見を聞こうと近所の工務店へ。そこで姶良エリアに建てるならと薦められたのが尾堂産業だった。初めて同社の家を見たとき、「無垢の木と漆喰壁の雰囲気が心地よく、『小さな家でも豊かに暮らせる』と話してもらえたのが心に残っていて」。
コンパクトな生活スタイルを希望していたKさんだが、他社では狭小住宅の話になると色よい返事が返ってこなかったと言う。同社では経験値の高さもあり、その親身な対応に感服。要望を伝えて提示されたプランは、「ドンピシャでした」。
同社には土地探しから依頼。決定した敷地は新しく造成された住宅地の角地だが、K邸の向きは土地なりではなく方角に合わせている。採光や通風を考慮したのはもちろん、これから建つ隣家からの視線を外す狙いもあった。先の暮らしまで見据えたプランに、「さすがプロが薦めるだけはある」と大納得。
1階部分は約16坪の広さに、LDKと和室、サニタリースペースが効率よく配置されている。和室はリビングの続き間としても使えるレイアウトで、普段は引き戸を開けて開放的に。南北に設けた窓にはウッドデッキと庇を装備し、雨の日でも風を通すことが可能。両方を開け放つと、外の風景までが室内の一部のように感じられ、そこに居るだけで上質な時間を過ごせるのだ。
現在は子育てに忙しい奥様だが、仕事復帰を視野に入れて同社で好評を得ている『家事楽』の動線&収納を取り入れた。キッチン裏手に配したウォークインクローゼットからは洗面・脱衣室へ。さらに階段下を通って和室にも抜けられる回遊動線を確保。テキパキ家事が進むので、「家事をやらなきゃ…と億劫に考えなくなりました」。キッチンは壁付けタイプで、ダイニング側には配膳台を兼ねた家事机を造作。家計簿をつけたり、合間に雑誌を読んだりと、自分時間を楽しむスペースとして活用できる。
【尾堂産業/鹿児島】