「日本美モダン」をテーマに、洗練された和風住宅を作り続ける『エア・ベール(丸和建設)』の新たな提案は、日本の伝統的な設計思想「庭屋一如(ていおくいちにょ)」。つまり、庭と住まいは一体であるとの考え方に基づいてデザインされた生活空間だ。
建物と庭を融合させた空間の美しさは、日本建築でもっとも重要とされる要素の一つだが、それを現代風にアレンジしたのが同社の「庭屋(にわや)」モデルハウス。リビング・ダイニングとワイドな掃き出し窓でつながるテラスは、自然の光や風を暮らしの中に取り込み、明るい住居空間を可能にする。それは、家の内と外の境界を曖昧にしながら、もう一つのリビングのように家族が自由にくつろげ、気軽にアウトドア気分も味わえるスペース。テラスに置かれたベンチに横たわって読書をしたり、時には外での食事を楽しんだりと、開放的な場で過ごすリラックスタイムは、家族の暮らしにワクワク感を生み出してくれそうだ。
『エア・ベール(丸和建設)』の同モデルハウスでは、「庭屋一如」動線と「水回り」動線の二つの回遊動線をベースにプランニングされている。時間を楽しむ「庭屋一如」ではリビングとの一体感を、効率良く動ける「水回り」ではキッチンと連動した家事のやりやすさを考慮。キッチンから洗面脱衣室、衣類乾燥機能を備えたユーティリティーを通ってリビングへと回遊できる配置だから、普段の生活動線もスムーズになり、料理や洗濯などの家事が同時進行でも行いやすい。
玄関には外出時や帰宅時に活躍する「倉」収納を用意した。「倉」は、昔の土間を現代のライフスタイルに合わせた空間。外で遊んで泥だらけで帰ってきた子どもたちを温かく迎え入れてくれる土間は、ベビーカーや自転車など外で使うアイテムも気軽に置けるスペースだ。また、玄関を入ってすぐに「寄付(よりつき)」があるので、急な来客時でも慌てずにおもてなしできるのもうれしい。
【エア・ベール(丸和建設)/鹿児島】