松元町に、あいハウジングの新たなモデルハウスが誕生。「ワンズキューボ」と名付けられた規格プランだが、構造躯体ユニットを組み合わせることで、高性能木造住宅が実現するというユニークなもの。ベースになるユニットは30タイプ以上あり、さらにオプションユニットとで思い思いのアレンジができる。土地形状や予算、ライフタイルに対応でき、将来の間取り変更も可能だ。「家づくりは専門家にしかできない」と思っている人でも、パーツを組み合わせる感覚で間取りが完成するので、自分たちが思い描くものを具体的に伝えたい場合にも便利。
木造軸組構造では難しいとされていたのが「ワイド・超・空間」。ワンズキューボは、ハイスペック構造材JWOOD LVLの性能特性を活かしたベースユニットを組み合わせる手法でそれをラクラクと実現した。加えて、耐震性能は最高等級3を担保。地震に強く、省エネや劣化・維持管理対策にも対応している。
住空間でのポイントは、無垢の木の持ち味を実感できる仕上げ。人に触れる部分だけでなく、見えない構造躯体にも森林認証製品を使用している。インテリアにもふんだんに用いられ、同モデルハウスでは、主張しすぎない鉄とのコラボで、キリッと引き締まったコーディネートに。建具の色は選べるので、あれこれと悩むのも楽しい。また、アクセントクロスと組み合わせれば、いろんな表情を引き出せる。ぜひ、2階の子ども部屋のクロス使いも確かめてみよう。規格プランとは言いつつも、オリジナリティを演出できるのも大きな魅力となっている。
ワンズキューボで使われている様々な無垢材は、木質建材総合メーカーのウッドワンが手がけているもの。ウッドワンでは、ニュージーランドで1本に約30年かけて上質な木を育てている。さらに、未来の地球環境まで考慮した独自の法正林システムを構築。美しく、ぬくもりのある無垢材による、空間演出もここで体感できるはず。
同モデルハウスは、子育て世代を想定した、建坪約30坪の3LDK。前述のように、一般的な木造住宅では2間が常識とされているなか、3間飛ばし(3間=5・46m)のワイドスパンの空間を取ることができる。加えて、光がたっぷり入るハイサッシを採用。おかげでこれまで以上に、暮らしに開放感を取り入れることもできる。室内は吊り下げのハイドアなので、床にレールがなく、掃除機をかけるときもラクラク。開けておけば見通しも利く。
実際に見学した奥様たちがお気に入りに挙げたのは、玄関ホールからダイレクトにつながるキッチンへの動線。買い物をして帰っても、すぐに運べるのが魅力とのこと。途中でリビングやダイニングのテーブルなどに置かずにすむため、部屋が散らかりにくいメリットもありそうだ。キッチン裏手に水まわりを集約したコンパクトな家事動線にも注目。脱衣室には可動式の棚を用意するなど、生活に合わせた効率のいい収納も頼もしい。