家づくりのため、様々なメーカーを回っていたMさんご夫妻。施工会社が二人の中でほぼ決まった頃、間取りの参考になるかと訪れたのが『楽しい家』の新築見学会だったそう。子どもに目が行き届く間取りを考える二人にとって、同社が手掛けた家はまさに理想そのもの。台所と子ども部屋が近く、家族を身近に感じる空間づくりに魅せられた。そこで、元々意中にあった施工会社ではなく、『楽しい家』との家づくりを開始した。特に間取りは徹底してこだわり、期間は約1年、設計図は最終的に50案近くになるほど検討を重ねたそう。
そんな二人の希望は互いに声を掛け合える家。車庫と台所、子ども部屋を一直線に配置し、リビングを介してどの部屋へも行き来できるのが特長だ。リビングは特に開放感が得られるよう、勾配天井に登り梁を用いたスタイル。平屋ながら吹き抜けのような広々感があり、埃がたまりにくく冷暖房効率も高いと良いことづくめ。採光用の窓も多く、実際以上の広さが感じられる。
キッチンへとつながるビルトインガレージは使い勝手が良く、Mさんご夫妻もお気に入り。まず天候に左右されず車の乗り降りができ、買ってきた食品類は隣接するパントリーへ、外使いのアイテムは車庫内の棚へしまっておくことができる。ガレージの幅と奥行きもポイントで、車を少し前に出せば雨天時でも子どもたちの遊び場や洗車・工作などの作業スペースとして活躍。自転車を左右に置いてもまだ余裕があり、中2階や扉にも収納を設けてあるから整理整頓も楽にできる。さらにガレージがキッチンへの西日を遮る役目も果たすので、夕食の支度中も快適に過ごせるのが嬉しい。また、とりわけMさんご夫妻が重宝しているのが、ガレージとキッチンの間にあるパントリー。扉で仕切られている上に北側のため一年中気温が低く、食料品が長持ちするそう。この扉はリビングダイニングの冷暖房効率アップにも一役買っていて、「最後まで迷ったけど、やっぱり付けて良かった」と奥様も満足そうな様子。
「空気がとても気持ちいいんです」と語るMさん。雨の日でもジメつかず、軽やかな空気が心地良い。また、対面キッチンの悩みである食事の匂いも全く気にならないそう。これは天然木をじっくりと乾燥させた音響熟成木材や自然素材による幻の漆喰といった厳選建築素材によるもの。木材が湿気を吸収し、乾燥時は水分を放出して湿度をほどよい状態に保ってくれる。収納や脱衣洗濯室などもこれらの木をふんだんに使っているから、洗濯物が早く乾き、臭いやカビもない。
断熱効果もとびきり高いため、ワンフロア風の広々空間にも関わらず、冷暖房はエアコン1台で十分快適さをキープ。心配していた光熱費はオール電化の導入もあって、なんと引越し前の約半分になった。また、幻の漆喰は生活臭や有害物質を吸着する効果に優れ、「ここへ住むようになってから、風邪などにかかりにくくなった気がします」とMさん自身も驚いている。
【楽しい家/鹿児島】