結婚してすぐ家づくりを考え始めたFさんご夫妻。住まいずを知ったきっかけは、本誌『かごしま家づくりの本』だった。一年かけて様々なメーカーを回ったが、明るく相談しやすいIAMUSのスタッフの人柄で決めた。ご夫妻にはこの春、待望の赤ちゃんが誕生する。「子どもがのびのびと遊べる家に」という夢が、家づくりの原動力となった。それを象徴するのが、吹き抜けが開放感いっぱいのリビングと、その先の広いウッドデッキだ。天気のいい日にはおもちゃをウッドデッキに出して、日なたぼっこをしながら遊ぶ……そんな姿が目に浮かぶ。キッチンからまっすぐ見通せる位置にあるため、家事をしながら子どもを見守ることができる。
ふんだんに使われた木材の香りが憩いの空間を包み込む。寝室の壁の一部や天井も木にしたのはご夫妻の注文だが、住み始めてから、それまで慢性的に悩まされていた肌のかゆみや咳がなくなったそうだ。無垢材が部屋の空気を浄化するため、赤ちゃんにも優しい。
2階には3つの個性的な空間がある。1つはご主人いわく「僕の部屋」。趣味の収集品を並べたり、仕事関連の書籍を並べたりと、1人の時間を満喫できる部屋だ。2つめは階段を上がってすぐのフリースペース。本棚を置いて子どもと読書を楽しんだり、ハンモックをぶら下げてのんびりしたり、子どもの成長などに合わせ如何様にでもアレンジできる、夢広がる空間だ。3つめは子ども部屋にある小屋裏スペース。約6・5帖もあり、収納や遊びに使えるほか、スクリーンをつけて映画を見ることもできる「秘密基地」だ。可能性がたくさん詰まったこの家に、ご夫妻の笑顔が溢れていた。
【IAMUS(イアムス)《木づくり建築工房 住まいず》/鹿児島】