木々の緑に包まれた環境に建つN邸。新しく造成された住宅地で、すぐ隣りに小さな公園もある恵まれた立地だ。実はあまり家づくりに積極的ではなかったというご主人。ところが金利引き下げなどで、「建てるなら今がチャンスかもしれない」と素早く行動に移る。ハウスメーカーをいくつか見たが、思うような家に出会わない。それならと、実家の近くにあった松建へ相談することに。「母が松建と以前から知り合いだったので、話しやすいと思ったんです。実際にとても気さくで話しやすく、提案も具体的で親身になってもらいました」。
Nさんはライフスタイルを反映させた、オリジナリティのあるプランをリクエスト。その中には、家族4人がのびのびと暮らせる様々な工夫が盛り込まれている。とくに身体を動かすのが好きなご主人は、自身のトレーニングと子どもたちの遊び場を兼ねたスペースを熱望。限られた条件のもと、納戸を活用することで応えている。
まだ目を離せない子どもたちがいるため、奥様はキッチンからの見晴らしのよさや家事動線にこだわった。LDKはストレートでつながり、和室まで一体感のある間取り。階段もリビングに配し、自然と顔を見て会話ができる空間になっている。また、納戸を介してくるりと回れる動線も注目したいポイント。衣類収納としても活用していくので、短い洗濯動線で使い勝手のよさが期待できる。
「室内に木をふんだんに見せているのも気持ちいいんですよ」と奥様。床はスギの浮づくり加工を施したもの。寒い季節でも冷たくならず、夏はさらりとした感触。リビングダイニングは梁を現してアクセントに。ご夫婦とも「家でくつろぐ時間が増えました」と満足そう。子どもたちは家の内外で自由に遊び、時々は家族で庭の菜園の手入れをする。採れた野菜は、調理されて食卓へ。日々の暮らしのあちこちに、これからの愉しみのタネが埋められているようだ。
【松建(しょうけん)/鹿児島】