コンクリート打ちっ放しの、シンプルながらおしゃれな外観が印象的なY邸。市街地にあり、便利な場所ではあるが、防火地域に指定されており、3階以上の建物は建築基準法上、外壁や窓も耐火建築物としなければならない。狭小敷地でもあり、耐火・耐震に強靭な住まいは必須条件であった。それらに詳しく、実績のある会社を探し、巡り合ったのは、『小永吉ホーム』の「RC-Zの家」だった。「難しい設計条件で、クリアしなければならない課題が山積みでしたが、諦めることなく、真摯に向き合ってくれました。何度も打ち合わせを重ね、間取りも何回も造り直してもらいました。苦労の多い家づくりでしたが、限られたスペースを有効に使い、求める要素を十二分に満たされた住まいです。感謝しています」とご主人。
一番の苦労は、狭い間口をどこまで広げられるかだった。「隣家に許可をもらい、キッチンの間口はギリギリまで広げました。家事も楽で移動がスムーズです」。 困難な条件が多いながらも、狭小土地を活かした、自分たちらしい機能性の高い居住空間が完成した。
限られた土地で部屋数を確保するには、縦長に設計して家を建築するため、その耐震性も通常の住宅より強化しなければならない。4階建てともなると、昇降も大変なので、高齢の両親と将来のことを考えてホームエレベーターを設置。しかし、耐震・耐久性に優れたRC工法なので心配いらず。暮らしの質を上げ移動も楽々、快適生活が実現した。耐震・耐火・耐久性はもちろん、新技術「Zシステム」工法で壁躯体内の無結露を実現。気密性・遮音性にも優れ、頼れる品質の鉄筋コンクリート住宅。気になる金額だが、坪単価は木造建築並みの価格と言うのも驚き。独自のシステムで施工現場での無駄を徹底的に省き、『小永吉ホーム』では低価格を実現。家計にも優しく、安心・安全を保障してくれる。
家族が集まる2階リビングは、細かく仕切らずワンフロアでつなげ、採光を確保。適材適所にたっぷりの収納スペースがあるので、空間は常にスッキリ。さらに、屋上のテラスではガーデニングも楽しめ、困難な敷地条件の中でも狭さを感じることなく、暮らしや趣味も楽しむ工夫が施されている。
【小永吉ホーム(小永吉建設)/鹿児島】