木目調の白い外壁が醸すフレンチシックなアンティーク感と、玄関前の植栽が放つ和の風情。そんな和洋の趣が不思議に溶け合い、懐かしくも新鮮な印象を与えるM邸。「家族ができるだけ同じ空間にいられるように」との想いから平屋にした新居は、キッチンとダイニング兼リビング、そして小上がりの和室がつながる空間が特徴だ。「ここに寝ころぶのが気持ちいいんです」とご主人もお気に入りの和室には、寝ころべば空も仰げる大きな窓が設けられ、贅沢に注ぐ陽光が住まいを広く包み込む。夜になると優しく灯る間接照明が温もりを演出し、昼も夜も穏やかな安らぎを感じさせる住まいだ。
各社のモデルハウスを見て回る中で、『タマルハウス』に決めた理由を「おしゃれな雰囲気と、担当の方の人柄」と即答してくれたMさん。特に同社が提案していた人気雑貨店とのコラボモデルには感性をくすぐられた様子。また、家づくりは苦労した土地探しから同社との共同作業。「いつでも誠実に対応してくれた」と担当者に寄せる信頼も厚い。
共働きで洗濯物はもっぱら室内干しというMさん。それだけに、ランドリースペースはちょっとしたこだわりの空間となっている。居室としても充分使えそうな広めのスペースには、大胆に取った半透明の窓。外壁と同様フレンチシックを演出する白い木目調のクロスを腰壁風に巡らせており、おしゃれで明るく爽やかな雰囲気は、毎日の洗濯も楽しくなりそうだ。脱衣スペースとつながっているので、衣類の着脱から洗濯、そして干すところまで短い動線で済ませられるのも嬉しい。また、新居に移ってから職場が近くなり、帰宅が早くなったというご主人は、奥様と一緒にキッチンに立つことも増えたそう。対面型で開放感のあるキッチンには「広くて料理も楽しい」とご夫婦とも満足げだ。
リビングで好きな映画を見たり、子どもと遊んだりといった寛ぎのひとときだけでなく、料理や洗濯など家事の時間までも楽しみに変わったM邸。暮らしのすべてを大切に過ごしたくなる、そんな住まいが出来上がった。
【田丸ハウス/鹿児島】