「ジャパニーズモダン」をテーマにした鹿児島市中山町のモデルハウス。シンプルモダンな空間に、洗練された和のテイストが鏤められ、落ち着きのある雰囲気が漂う。
中へ入ってまず目を引くのは、リビング入口に設けられた縦格子のガラス戸。長い時間が刻まれ渋みを増したかのような色合いと、日本家屋らしい縦格子のデザインそのものが空間のアクセントとして存在感を放つ。その戸を開けると待っているのは、広々とした開放感が心地いいLDK。床の木目が温もりを感じさせるシンプルで飽きの来ないデザインは、インテリアも和洋問わずおしゃれなテイストがマッチする。キッチンからはフロア全体を見渡すことができ、家事をしながら家族を見守れるのも安心。LDKの奥には、流れる時間さえも違って感じられるような趣のある和室があり、淡い山吹色の壁に網代風の天井、温かく灯る間接照明などこだわりがいっぱい。戸を引き込めばLDKと一体になり、空間の更なる広がりが気持ちいい。
雰囲気だけでなく家事動線の良さも魅力だ。洗濯・洗面スペースと浴室がキッチンのすぐ隣に配されているので、朝食の支度をしながら洗濯機を回したり、夜は食事の準備や後片付けをしながら家族の入浴を気にかけたりでき、便利で安心。キッチンから洗面、そしてリビングへと回遊できる間取りもスムーズな動線を描けるポイントだ。また、2階の主寝室と子ども部屋へ行くには必ずLDKを通るようになっているのもこの家のこだわり。家族が顔を合わせコミュニケーションを育みやすい間取りになっている。
広々LDKで過ごす家族の時間はもちろん、それぞれの「自分時間」も大事に過ごせるようにと、個室はそれぞれ6帖以上というゆとりの空間が用意されているのも嬉しい。特に主寝室は8・5帖と広く、3帖の書斎も備えた寛ぎ空間。書斎にはシンプルなカウンターが造作してあり、読書やパソコンスペースとして、ママのメイクや裁縫スペースとしてなど、用途多彩に活用できそう。
【田丸ハウス/鹿児島】