青い壁にヴィンテージ風のインテリアが似合うT邸は、無駄を削ぎ落としたキューブ型の外観が特徴的なセンチュリーハウスの規格住宅にアメリカ西海岸テイストを盛り込んだ「ZERO−CUBEマリブ」。クールでありながらリラックス感漂うこだわりの住まいは、居住のための空間としてだけでなく、自分たちらしいライフスタイルを築いていくための場所だ。
インターネットで見つけた「マリブ」の、海をモチーフにした空間デザインに惹かれて同社の見学会に足を運んだというご主人。提案された標準仕様のプランをほとんど変更することなく、自身の理想通りの空間を作り上げることができたそう。それは、「もっと自分らしく趣味や生活を楽しみたい」と感じている人に向けたパッケージにご主人の感性がぴったりフィットしたからに他ならない。2階にはアメリカンテイストの音楽やファッションを存分に楽しむための男心をくすぐる小部屋も作られた。
シンプルな箱型フォルムに、玄関からリビング・キッチンまで一体になった開放的な室内。建物全体に凹凸をなくすことで広々とした機能的な空間に仕上がり、生活動線もスムーズにまとまっている。また、リビング吹き抜けの天井でゆっくり回るシーリングファンや青い壁を照らすマリンランプのディテールが海辺のリゾート感を演出し、この家で過ごす時間を贅沢に彩る。
規格住宅ということでおおまかな間取りは決まっているものの、シンプルだからこそ住む人の好みによって自由に空間演出できる面白さもあるZERO−CUBE。Tさんも、さらに自分好みの居心地良い住まいにすべく玄関やキッチンの壁や棚に手を加えているところだ。シリーズのラインナップも豊富で、マリブのほかに、箱型フォルムを基本としつつ室内にスキップフロアや中庭を組み込んだ住まいも展開。それぞれのオプションも多く「選ぶ」「加える」という流れで理想の形を作れるのも楽しい。
【センチュリーハウス/鹿児島】