塗り壁と杉材がバランスよく調和したI邸。玄関を開けると爽やかな木の香りが広がる。家族が増え、手狭になったのを機に家づくりを開始したIさん夫婦。様々なハウスメーカー、工務店を巡る中で出会ったのが旭住宅だ。「薩摩川内モデルハウスでは自然素材の経年変化を体感。敷地から最適な家の形を読み解く力と、私たちの思い・要望に寄り添う寺迫さんの誠実な人柄にも惹かれました」。 自然素材でつくられた室内は、クラシック音楽を聴かせて熟成乾燥させた「音響熟成木材」を使用。調湿効果や保温保湿、防カビ・防菌作用があり、優しい風合いと柔らかな感触、森の中にいるような清々しさが五感を刺激する。手塗りで仕上げた「幻の漆喰」は、空気中のゴミやほこり、におい、化学・有害物質を吸着分解する、まさに天然の空気清浄機だ。「家全体の空気がさらりとしていて過ごしやすい。足触りのいい浮造りの床は、夏は涼しく冬は温かいので気に入っています」。
ゆとりある敷地条件を生かした平屋造りのI邸は、家族の憩いの場であるLDKを広くとったプラン。デッキ、庭へつながる大開口と緩やかな勾配天井がさらなる開放感を演出する。キッチンからの見通しはよく、料理をしながら家族の様子を確認できて安心だ。 わんぱく盛りの子どもたちがいながらすっきりとした印象を与えるのは、パントリーやシューズクローゼットなど合理的な収納計画に加え、ファミリークローゼット、ランドリールーム、浴室を直線につなぐ回遊動線によるもの。「洗う・干す・たたむ・アイロンがけの後は隣のクローゼットに収納。生活感が出やすい場所とLDKの動線が分かれているので便利です。家事の負担軽減と時間短縮も叶いました」。行き止まりのない動線は子どもたちの格好の遊び場にも。「家の中を走り回る姿を見るたびに、こだわった家をつくって良かったと思います」。家族みんなが快適に過ごせる家で、これから愉快な時間を重ねていくだろう。