内と外の境界線を緩やかにつなぐテラスに向かって大きく開いたY邸のリビング。木塀で隣地からの視線も気にならず、カーテンやブラインドなしでリラックスできる。抜けをもたらす視覚効果や空へと連続する広がりは、研ぎ澄まされたデザインを一層際立たせてくれる。「家はリラックスの場」と考えるY邸にはダウンライトがない。その代わり、間接照明やライティングレールを効果的に使ってホテルライクな空間に仕上げた。
すっきりと暮らす日常を持続させるために、動線と収納計画も万全。例えばキッチンと水回りを短い動線にまとめることで、調理や洗濯などの家事を同時に進めることができる。また熱交換器換気システムにより、いつでも清潔な室内環境を実現。「常にクリーンな空気を循環させて、一定の室温・湿度に。冷暖房の効率も高められるうえに、お手入れも簡単でいいことだらけです」とご主人。心豊かに暮らすためのエッセンスが散りばめられた住まいだ。
【センチュリーハウス/鹿児島】