黒で統一されたシックな外観から一転、室内は白を基調に、木目の風合いを生かしたナチュラルテイスト。大きな窓からたくさんの光と風を招き入れ、無垢材の床が素足に心地いい。
4年前に離島への転勤が決まったのを機に家づくりを開始したS様ご夫婦。木の家に憧れていた二人が選んだのはヤマサハウスだ。「決め手は県産材をふんだんに使い、鹿児島の気候風土にあった家づくりをしているところ。多くの経験と実績があるから安心して任せられました」。当時は、離島にいたこともあり、オンラインでの打ち合わせがメインだったが、建築の進捗状況をたくさんの写真と一緒にこまめに報告してくれたのはありがたかったという。「疑問点があればすぐに対応。島にも何度か足を運んでいただき、誠実さに感激しました」と笑顔で振り返る。ご夫婦が抱く理想の住まい像を引き出すヒアリング力・期待以上の提案力により、S様ご家族が希望した通りの木の温もりが感じられる住まいが完成した。
リビングからテラス、ダイニングへと視界が抜ける開放感が印象的なS様邸。特筆すべきは、5人家族でありながらどの部屋も生活感がない点だ。和室横の収納スペースやパントリー、ウォークインクローゼットなど、どこに何を収納するかをイメージしたうえで、家具や収納ケースに合わせた配置をプランニング。シューズクロークや階段下収納など至る所に収納を設けたおかげで片づけの手間を省くことができ、部屋も暮らしもすっきり整う。
生活感を出さずに快適に過ごす工夫は動線にも。キッチン近くに洗面台・浴室・脱衣室の水回りをコンパクトにまとめ、脱ぐ・洗う・干す・しまうの流れをスムーズに。「住んでから棚板を追加してもらいました。建てた後も気軽に相談できるし、すぐに対応してくれるので助かります」と奥様。集約した動線により掃除・洗濯・料理を同時に進められるため、家事の負担軽減・時短にも貢献。時間にも心にもゆとりが生まれる住まいだ。
【ヤマサハウス/鹿児島】