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新築実例レポート/モデルハウスレポート

(vol.37) エア・ベール/丸和建設

※かごしま家づくりの本Vol.37('17夏秋)より抜粋
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建築場所
志布志市/K邸(夫婦+子ども2人)
工  法
木造軸組在来工法
土地面積
288.73㎡(87.34坪)
延床面積
103.51㎡(31.31坪)
1階面積
103.51㎡(31.31坪)
本体価格
2000〜2500万円

効率的な間取りで暮らしやすさを実現。玄関とランドリー室がつながる住まい

大型収納に生活感を隠して、すっきりとした印象に

 落ち着いた木目の色合いと漆喰の素材感が楽しいK邸は、シンプルな動線が暮らしやすさを生む平屋建ての住まい。生活の中心になるキッチンは、動線の良さに加え、家族の様子が一目でわかる開放的なアイランドタイプが採用されている。ともすると生活感が丸見えになる心配もあるのだが、K邸ではキッチンの背面にスライドドア付きの収納ユニットや、食品ストックをたっぷり置けるパントリーを配置して生活感を感じさせるアイテムを上手に目隠し。常にすっきりとした印象をキープしている。
 玄関はゲスト用と家族用の上り口に分けられ、さらにランドリー室へ続く通路も設けられている。ランドリー室は洗濯機2台分のスペースが確保された室内干し用の部屋でもあり、普段着やアウターを収納するクローゼットとしても活用。ランドリー室の横に洗面脱衣室が配置されているので、外で汚れて帰ってきても、玄関からそのままバスルームへ直行できるというわけだ。

シンプルな空間に面白みをプラスするコーディネート

 友人がエアベールで家を建てていたことから、同社のモデルハウスを見学しに行ったというKさんご夫婦。そこで、無垢材の温もりと素材から醸し出される上質な雰囲気に魅力を感じたのだそう。「和モダンで統一された室内デザインにも惹かれました」と奥様。実際の家づくりでも、カーテンなどのインテリア選びを家族の好みを取り入れながら設計士が一緒になって考えてくれたという。そうやってコーディネートされたK邸は、自然素材の風合いを生かした落ち着きのある配色に下がり壁や照明の配置で変化をつけ、シンプルながら面白さを感じさせる空間に仕上がっている。
 「12月が引っ越しだったのですが、この冬はエアコンなしで過ごしました」とご主人。以前の家で使っていた小さなヒーターだけでも、寒さはほとんど感じなかったそう。標準仕様でZEH基準値を大きくクリアする高気密高断熱の家ならではの快適性能も、この家のポイントの一つだ。



【エア・ベール(丸和建設)/鹿児島】