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新築実例レポート/モデルハウスレポート

(vol.35) エア・ベール/丸和建設

※かごしま家づくりの本Vol.35('16夏秋)より抜粋
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建築場所
鹿屋市/A邸(夫婦+子ども1人)
工  法
木造軸組工法
土地面積
367.13㎡(111.05坪)
延床面積
129.77㎡(39.25坪)
設計期間
3か月
建築期間
4か月
本体価格
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生活感を感じさせない、上質なくつろぎ空間

 外観から室内まで、ニュートラルカラーのコーディネートに漆喰や無垢材などの自然素材の風合いが相まって、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせるA邸。広々としたリビングにオープンキッチンという開放感あふれる空間は、余計な装飾や生活感を排除したミニマルスタイルだ。
 家族が集まるリビングや調理の作業場であるキッチンは、ついつい物があふれて雑多になりがちだが、「隠す収納」を心がけたというA邸では家事室に隣接するクローゼットなど大型の収納スペースを利用してすっきりとした印象に。もちろん、物を仕舞い込むだけではなく、暮らしやすさや動線の良さも考慮されている。特に煩雑になりがちなキッチンには、スライドドア付きの収納棚を用意した。リビングから見せたくない部分は縦格子や段差を利用してさりげなく目隠し。無機質なインターフォンなども見えない場所に設置するといったこだわりようだ。

リビングを中心とした、回遊性のある間取り

 家づくりを始めるに当たって、いくつものモデルハウスを見学したAさんご夫婦が「空気が違いました」と声をそろえるエアベールの家は、「健康的な空気環境、快適な住環境」と「地球環境を考えたECOな暮らし」を提案している自然素材の家。センターリビングの平屋建てという同社のモデルハウスが2人のイメージにぴったりだったこともあり、その間取りが現在の新居に活かされることとなった。
 リビングを中心として各部屋が配置された家では、自然と家族のコミュニケーションが生まれ、日々の動線もスムーズになる。A邸でも、キッチンと家事室、バスルームとサンルームを隣接させてシンプルな家事動線に。また、玄関からリビングへつながる「表動線」とは別に、シューズクローク、寝室、クローゼット、家事室を通ってリビングへ至る「裏動線」も設けられているため、機能的であるとともに空間の伸びやかさも感じられる住まいに仕上がっている。ネートされたおしゃれな佇まいに、ご家族はもちろんサロンのお客さまも喜んでいるに違いない。



【エア・ベール(丸和建設)/鹿児島】