今年2月、指宿市内で移転オープンした自宅兼サロン「アロマルーム香音(かおん)」。ここが、今回ご紹介するT邸だ。サロンを経営する奥さまはアロマ認定セラピストやハーブ検定の資格を取得しているアロマセラピスト。念願のマイホームができるまで借家でのサロン経営だったため、「家族とお客さまがお互い気を遣い合うような場面もありました」と奥さま。そこで、今回の家づくりではサロンルームを完全に分離することに。店舗兼住宅などを建築する場合、プライベートエリアと店舗部分とをストレスなく混在させるにはいくつかのコツやアイデアが必要となる。T邸では、家族用の玄関とサロン用の入り口を別にし、サロンルーム内に専用のパウダールームとトイレを用意した。さらに、サロンルームとプライベートスペースは、家族用玄関ホールを挟んで左右に分かれているため、サロン内はリラックスした環境で香りを楽しめる癒しの空間演出に成功している。
Tさんご家族がマイホームを建てる予定だった場所は市の区画整理地区だったため、家づくりを10年も待たなければならなかったという。待ちきれずに他の場所に家を建てようかと思ったこともあったそうだが、ご夫婦は「待った甲斐がありました」と声をそろえる。もともと輸入住宅に興味があり、偶然インターネットでみつけたインターデコハウスのモデルハウスを見学したところ、そのデザインに一目惚れ。豊富なラインナップと多彩なオプションが用意されていることから、自分たちのイメージ通りの住まいを形作ることができたそう。プランニングでは土地の広さを活かし、店舗兼住居でありながら使い勝手の良い平屋建てを採用。広々としたビルトインガレージも設置した。店舗からガレージに至るまで、南フランスを思わせる温かな雰囲気でトータルコーディネートされたおしゃれな佇まいに、ご家族はもちろんサロンのお客さまも喜んでいるに違いない。
【インターデコハウス鹿児島(丸和建設)/鹿児島】