静かな住宅地の一角に、道行く人が思わず立ち止まってしまうほどのエレガントで上品なS邸。真っ白の外壁に、ヨーロッパの豪邸のようなディティールをふんだんに取り入れ、個性の引き立つ外観に仕上がった。住まいは、落ち着きのある木の淡いブラウンとホワイトで統一されたすっきりとしたフレンチナチュラル。アイアンのカーテンレールやクロスなどエレガントなデザインを使い、甘すぎず上質で心地よい住空間に。「私のお気に入りを余すところなく詰め込みました。」と奥様。憧れていた欧風の住まいに感無量といった様子。「でも、実は洗面台や玄関ドアなど、スタッフの方が提案してくれたものなんです。好みをすぐに理解してくれて、的確にアドバイスや提案をしてくれるので助かりました。」
いいパートナーと出会うことで、理想の我が家を手に入れることができたSさん夫婦。共働きで忙しい日々の疲れを癒し、日常の喧騒を忘れさせてくれる生活に心から満足している
キッチンを中心に、LDKに設けた吹き抜けの採光窓からは心地よい日差しが差し込み、サニタリーへの行き来もスムーズに。水周りを一箇所に集めて、家族の気配を常に感じながら、効率よく家事ができる主婦目線は同社ならでは。「社長をはじめ、スタッフの方も女性で、細かく説明しなくても、理解してもらえました。感覚が合うって楽ですよね」と奥様。アイデアのひとつに、リビングに設けたパソコンデスク。先々、子供ができたときは勉強机にするもよし、お気に入りの雑貨を飾るもよし、階段下のデッドスペースを有効活用できる上、家族が集まり自然にコミュニケーションがとれるスペースになった。
また、ご主人は195㎝の高身長。靴のサイズも30㎝と体型を考慮して、靴棚は通常サイズより奥行きも横幅も広く取り、リビングのドアや階段も高さを特別注文。施工しながら大工さんの細かい気配りと親切な提案で、暮らしやすく快適な空間を作り上げた。
「雑誌やインターネットから情報を集めて、好みのスタイルを追求するあまり、ついつい注文が多くなって」と当事を振り返る奥様。全ては受け入れてもらえなかったが、逆にこれが良かったのだと語る。「プライベート用と来客用と玄関の動線を2つに分ける予定でしたが、コストもあがり、収納スペースが削られますとのことで、所持品が多い私達はすぐに変更。できないかわりに、これはどうですか?という代替案も提示してくれました。どうしても欲しいもの、抑えられるものを密に話し合い、人目に触れやすい正面外観や、リビングはゴージャスに。プライベートな空間には費用をかけず予算をコントロールしました。気になる箇所や迷っているデザインがあれば、すぐに電話をして同社で建てた住まいを見学させてくれます。その場でアポをとって、そのまま行くことがほとんどですが、住んでいる皆さんが笑顔で迎えてくれます」。
完成後も続く人間関係にひどく感銘した奥様。「この人達なら任せられると信じて託したマイホームは、想像以上の完成度です」。
【ミューズ建築工房/鹿児島】