2016年5月14日に桜ケ丘にグランドオープンした田丸ハウスのモデルハウス。玄関を入ると、玄関収納や階段下の収納の扉は、カフェオレを思わせる淡いベージュの木のデザインで統一されている。リビングのインテリアやキッチンの壁も同じ色調。全体の白いインテリアと混ざり、優しく明るい統一感を生んでいる。リビング脇のテラスは、お茶を楽しむのに十分なゆったりしたスペースだ。キッチンカウンターはリビングからキッチン用品や、手元の様子が見えないように配慮され、すっきりとした印象に。黄色いペンダントライトの明かりがカフェ風の雰囲気をプラスする。最大限にスペースを生かす設計で間取りが全て幅広く、子どもものびのびと動き回る事ができる。キッチンも広く、子どもや、ご主人との分担作業で、食事の準備をするのにも充分な広さ。テレビの上の大きな明かり窓など採光性も工夫されていて、楽しく寛げる明るい空間になっている。
特に2階の寝室は、スリット窓も取り入れるなど窓の数が多い。それはこの家が、桜島と夜景を眺められる抜群の立地にあるためだ。景色があらゆる角度で自然と視界に入る、そんな心配りがなされている。寝室はビンテージ風デザインで、壁は石目調、床も濃淡のついたスタイリッシュな色調と、1階のカフェ風の雰囲気とはがらりと違う。
また子ども部屋はというと、カラフルな壁紙、斜めに木目の入った床はヘリンボーンデザインと、遊び心溢れる空間だ。2階にはほかにフリースペースもあり、本棚を置いて図書スペースにしたり、洗濯物を干したりなど、その時々の家族構成や状況で自由に利用できる。1階和室はリビングと引き戸で仕切り、玄関からお客様をそのまま招くことのできる動線で配置されていて、他のどの空間とも違った独立したスペースとして使用できる。様々なコンセプトでデザインされた空間が一つの住まいの中に共存する。長く住み続けても飽きの来ない、いくつもの味わいが楽しめる家だ。
【田丸ハウス/鹿児島】