快晴の空の下、真っ白い漆喰壁が印象的なK邸。玄関を一歩入ると大容量のシューズ棚と広々とした土間空間が広がる。「雨の日にはバーベキューもここでやります」と笑顔の奥様。仲の良い家族写真やお子さんのおもちゃを飾り、ちょっとした展示場のよう。美しい木目の杉の浮づくり床の廊下は、歩くとサラッとしていて心地良い。高さのある勾配天井のリビングダイニングは、和のテイストを感じる畳やダウンライトでおしゃれに演出。大開口の窓からは緑も望める癒しの空間となっている。
住み始めて約1年半。展示場巡りから始まった家づくりの一番の理想は「健康的な家」だった。ゆったりとした雰囲気の室内は、森を感じる南九州産の杉にクラシック音楽を聴かせて3~4ヶ月熟成した音響熟成木材を使用。また、壁は有明産の赤貝から作られた幻の漆喰で、空気中の化学物質を吸着分解し調湿効果もあるという優れものだ。それはまるで森や海の見事なハーモニーを家全体に取り込んだ「自然の息吹を感じる家」となっている。
【楽しい家/鹿児島】