リビング上部を大胆に吹き抜けにしたことで、贅沢なまでの開放感とワンルームかのような一体感を感じさせるU様邸。「子どもが楽しめる家にしたかった」というご主人の想い通り、子どもたちがのびのびと、家族がゆったりと過ごせる住まいが完成した。1階と2階の大開口から光が降り注ぐ室内は、日中は電気がなくとも十分明るい。大きなソファやハンモックでのんびり過ごす家族時間は、なんとも幸せな光景だ。また、ご夫婦共に美容師という職業柄、家具やインテリア選びにもセンスが光る。白と木を基調に、グレーと黒をバランス良く配し、ナチュラルな雰囲気の中にモダンでスタイリッシュな表情をプラス。クロス選びにもこだわり、シックなトーンやキャラクターもの、大花柄など、空間ごとにイメージを変え、遊び心もたっぷりだ。「ヤマサハウスのインテリアコーディネーターの方がアドバイスしてくれました」と奥様。そのおかげもあって、心地良さとデザイン性を兼ね備えた自分たちらしい空間に仕上がった。
共働きで忙しいU様ご夫婦にとって、まだ幼い2人のお子様のおもちゃやご夫婦の服、小物など、能率的に仕舞える使い勝手のいい大容量の収納は必須だった。まず、1階和室に押し入れ代わりのファミリークロークを壁裏いっぱいに設置。日常使いの服やバッグ、小物類がすっぽり収められている。季節ものや頻度の少ない服たちは2階のウォークインクローゼットの方に待機。出番に合わせて入れ替えながら効率よく使用している。また、キッチン背面には天井高までの食器棚を造り付け。家電を置くカウンターとゴミ箱スペース以外は扉で覆い、中が見えないから散らかりがちなキッチン回りがすっきりだ。木目調のデザインも全体の雰囲気とマッチしている。一方、2階のワークスペース背面にはオープン棚を設置し、家族の写真をディスプレイしたり、漫画を陳列したりと用途や場所に応じて異なる収納計画を立てた。ライフスタイルに合わせて適材適所に設けられた収納のおかげで、『片づけ上手な家』となった。
【ヤマサハウス/鹿児島】