どこの部屋にいてもお互いの気配を感じながら、家族がつながる家づくりをコンセプトに建てられたH邸。家族が集うリビングを中心に各部屋がゆるやかにつながり、概念にこだわらず自分たちが暮らしやすい間取りになっている。あえて寝室を設けなかったというご夫婦は、和室での就寝を要望。それならばと、リビングから続く和室を寝室として、来客時は客間になったりと、臨機応変に対応できる空間にした。収納スペースも片付けが苦手という奥様仕様に。キッチン横のリビングクローゼットは、パソコンデスクを設けて作業スペース兼収納スペースとして活躍している。雑然としがちなデスク周りも、扉を閉めれば片付け不要。来客時も慌てることなくすっきりリビングをキープできる。「片付けがラクになるだけで、こんなにも心に余裕が生まれるんですね」と奥様。住む人のニーズをしっかりと反映し、快適で気持ちの良い住まいは家族を笑顔にし、毎日の暮らしを豊かにしてくれる。
【ナンニチホーム/鹿児島】