黒のガルバリウムをまとったスタイリッシュなI邸。道路から見ると五角形にも見える個性豊かな外観が印象的な白木建設の住まい。駐車場からのアプローチには植栽を施して、癒しを演出。木々の緑が育つほどに住宅とのコントラストが際立ち、さらに美しい住まいへと変わっていくのを楽しめる。
そしてI邸は美しいだけでなく、「ZEHの家」でもある。白木建設では、新たな省エネ基準をクリアする『ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)』にいち早く取り組んできた。ここでも太陽光発電パネルと、住宅そのものの高い性能を組み合わせることで、創エネ&省エネを実現している。
以前より、セルロースファイバー断熱をはじめ、開口部には熱が逃げやすい窓やドアを採用するなど、住み手の心地よさに配慮した標準装備には定評のあった同社。ZEHに関しても、鹿児島エリア7地域基準値である外皮性能UA値0・6以下となる「0・56」を独自の基準値として設定。より厳しい基準で質の高い家づくりを行っている。
間取りは4LDK。1階を暮らしのメインとしたレイアウトで、2階は主寝室や子ども部屋を配したプライベートフロアとなっている。
1階はLDK+和室のシンプルなスタイル。奥行きのある縦長のLDKに沿って広々としたウッドデッキが備わり、屋外へのつながりを感じられる造り。和室は引き込み式の引き戸で間仕切りされ、開け放てばリビングの続き間として有効的に使えるのもポイントと言えそう。
主要なインナードアは天井まで届くハイドア仕様にすることで、すっきりとした空間に。また、リビングの大きな吹き抜けが2階との一体感を感じさせてくれる。この吹き抜けには、設計者のこだわりを加味。角にRをつけ、無垢板で化粧を施すことで、北欧インテリアを思わせる雰囲気になった。こうした見せ方や演出で、実際の広さ以上の開放感やくつろぎを得られるというわけだ。
ZEHといった高性能でランニングコスト軽減を行うだけでなく、家族が心地よく暮らせる家を提供していく姿勢も同社の魅力である。
【白木建設/鹿児島】