家業が土木建築業というMさん。仕事のつながりで、松建とは以前から付き合いがあったそう。子育てや将来のことを考えて「そろそろ我が家を持ちたい」と、まず相談したのが両親。土地探しから始めるため、地元をよく知る松建を薦められたという。Mさん自身、同社の丁寧な仕事ぶりを知っていたので信頼性は十分。いざ相談してみると、「とても親身になって対応してもらいました。実家近くに理想的な土地を見つけ、そのまま住宅の建築もお願いしたという訳です」。
M邸のコンセプトは、生活しやすいコンパクトな住空間。4人家族ではあるが、将来の暮らしを考慮して、平屋造りを選んだ。室内はフラットなバリアフリーに。加齢配慮のつもりだったが、奥様によると「段差が無いので、歩き始めたばかりの子どもを安心して遊ばせられるのもバリアフリーの意外なメリット。やわらかなスギの床板のおかげで、ちょっと転んでも平気な顔をしています」。
部屋数を最小限に抑えながら、家族が集まるLDKはゆったりとした広さを確保。コンパクトな間取りの場合、気になるのはゲストから見えがちなプライベート空間のこと。動線を優先させて通路などを設けずにいると、ドアを開けたら洗面・脱衣室がまる見えという事態も少なくない。M邸ではキッチンとサニタリーの間に、通路を兼ねるフリースペースを設けた。現在は奥様の作業部屋として活用中だが、クローゼットや収納棚が作り付けてあるので、家族構成が変わった際には、納戸や個室としても使うことができる。また、空間ごとにクロスで雰囲気を変えているのもポイントのひとつ。
子ども部屋はリビングの隣に配置。親族や友人家族が集まると、大人はダイニング、子どもたちは子ども部屋にと分かれて過ごすのだそう。「でもドアを開けていれば、様子が分かって安心」と奥様。生活のしやすさはもちろん、子育てのサポートも抜群な住まいが完成したようだ。
【松建(しょうけん)/鹿児島】