白のラップサイディングに爽やかな水色のドア、大きなカバードポーチ、玄関のサボテン、庭にはカナリーヤシと花ブロックなど外観全体をカリフォルニアスタイルでまとめ、我が家にいながらリゾート感覚を味わえるS邸。室内も白を基調にヴィンテージ感のあるインテリアやアメカジ風の家具でおしゃれに仕上げた。ドアノブやスイッチ、シーリングファンは黒で統一し、スタイリッシュさもプラス。細部にまでSさんご夫婦のこだわりとセンスを感じられる。
「家族が集まるリビングはできるだけ広く」との希望から、対面式キッチンやウッドデッキを採用して開放感を高めた。リビングや庭にいる家族を眺めながら料理ができるのはうれしい。通常より2m広いカバードポーチはリビングと庭とのつながりを生み出し、天候を気にすることなくバーベキューやプールを楽しめる。日々の暮らしを快適に過ごせるのはもちろん、楽しい時間も家族で共有できる工夫が満載だ。
家事のしやすさを考えた間取りも魅力的なS邸。労力や時間のかかる洗濯の負担を減らすために浴室とランドリールームをまとめ、脱衣・風呂・洗濯・乾燥をスムーズに。さらに、寝室や子ども部屋それぞれにクローゼットを配置し、たたむ手間も省略。一気に家事をこなせる間取りは時間と空間を節約し、ゆとりある生活をもたらしてくれた。
収納スペースは生活感が出ないように適材適所で確保。シューズクロークはリビングへの動線の反対側にあるので視界に入りづらく、靴やスポーツ用品などを気兼ねなく収納できる。換気扇も設置し、カビ・におい対策も万全だ。キッチンにはパントリーと土間収納を配置。土間収納はご主人の趣味の道具や大型用品だけでなく、第2のパントリーにしたり、生ごみの一時保管場所に使ったりと活用の幅が広い。「毎日の家事が楽しい」と奥様。動線と収納を効果的に組み合わせ、家族みんなが心地よく暮らせる住まいが完成した。
【あいハウジング/鹿児島】