植栽が季節の移ろいを感じさせるM邸。玄関ニッチやコーナーのアイテムがゲストの心を和ませる。室内は温かみのある木をふんだんに使い、家族がくつろげる空間に。手掛けたのは鹿児島の木を知り尽くした黒松製材建設。県内産の天然木の良さを最大限に生かし、凸凹が足裏を気持ちよく刺激する浮づくりの床など、随所で木の良さを実感できる。天然材は調湿機能に優れ、冬は暖かく、夏はひんやり快適に過ごせるのも魅力の一つだ。子どもが裸足で走り回ったり、床に寝そべったりと、伸び伸び過ごせるのは木の家だからこそ。
将来のことも考慮して平屋に決めたMさん。LDK中心のレイアウトで動線は短くなり、動きやすさや利便性がアップした。部屋を行き来するにはリビングを通る必要があるので、家族のコミュニケーションは自然と増える。また、パントリーやクローゼット、小屋裏収納、土間収納を設け、子どもがいながら無理なくきれいな部屋を保てるよう工夫した。
子どもの成長とともに物が増え、収納不足に悩んでいたMさん。家づくりでは「たっぷり収納」がマストだったそう。各部屋の収納スペースに加え、テレビ裏に土間・小屋裏収納を設けた。小屋裏は年に数回しか使わない季節のものを収納。よく使う工具やお気に入りの自転車などは土間収納を利用する。大切なものを安全に保管できたり、ゴミを一時的に置いたり、子どもたちの遊び場になったりと活用方法は多岐にわたる。
キッチンは、背面収納とは別にパントリー兼スタディルームを設置。食品やキッチンアイテムのストック、大事な書類を保管できる。大人用の造作テーブルも用意し、家事の合間など細々した時間を有効活用。さらに、キッチンの裏に浴室、洗面所、ウォークスルークローゼット、ドライルームと一直線に配し、洗う→干す→畳む→しまうがまとめてできる効率的な動線を実現。家事と収納まで考慮された回遊動線で負担も減り、時短に一役買っている。
【黒松製材建設/鹿児島】