ショップやマンション、戸建て住宅が入り混じるマチナカの立地。マンションが隣接し、敷地面積は約20坪と限られている。そんな場所に、白木建設ではちょっとレアな狭小地モデルハウスを完成させた。敷地の形状に合わせ、建物も間口よりも奥行きが長い。正面のフォルムでは分かりにくいが、2、3階が階段状になったデザインで、道路から家の中が見えにくいというメリットを持たせている。
1階部分は、ビルトインガレージと玄関、主寝室、トイレを配置。車やバイクのメンテナンスに情熱を注ぐもよし、玄関ホールの地窓からチラリとガレージの様子が見えるなど、愛車心をくすぐる演出もたまらない。主寝室にはウォークインクローゼットと書斎スペースも。コンパクトな中に充実した機能を盛り込んだ。1階に主寝室があるため、荷物を置いたり、部屋着に着替えたりとオンオフの切り替えもしやすそうだ。
階段を上がった2階フロアは、LDKと水回りを配したスペース。LDKは間仕切りのないワンフロア。バルコニーに面した大きな掃き出し窓。リビング・ダイニングは、折り上げ天井で開放感をプラス。さらに、リビングドアに透明なアクリルを使うことで見通しがきき、体感的な広がりも感じられる。壁のニッチにスイッチ類をまとめるなど、スッキリとした空間づくりの工夫も。
3階には洋間が2部屋。子ども部屋や寝室、書斎など、ライフスタイルや家族構成に合わせた使い方ができる。うち1部屋はゆったりとしたルーフバルコニー付きで、屋根から段上がりに設置されているユニークな造り。2階同様、バルコニースペースが採光性と居室のプライベート感を確保するのに一役買っているのだ。各部屋と脱衣室に大容量のクローゼット、2階ホールにはパントリーが用意され、収納力&収納しやすさにもこだわりが感じられる。
【白木建設/鹿児島】