ミコノス島の家々を彷彿させる真っ白い外観が印象的なD邸。外壁は天然素材の漆喰で丁寧に塗られ、シンプルなスタイルは新興住宅地の中でも一際目を引く。玄関の中へ一歩踏み出すと長さ3mある広々とした土間には、宙に浮かぶ大容量のシューズBOX。その下にある明かり取り窓からの光で観葉植物もイキイキ。玄関横には、直結する印象的な対面キッチン、明るいリビングダイニングと続き、開放的で明るくおしゃれな心地いい空間が広がる。
最高天井高3.9mのリビングは、オープンな雰囲気で部屋をより広く見せてくれる。中でも子どもたちのお気に入りは「ヌックスペース」。低い位置の出窓にクッションを置いて、椅子の代わりに座ることもできるくつろぎの場所。また、造り付けのスタディカウンターは、PC作業や育ち盛りの子どもたちの勉強用としても便利。家を建てる前からインスタグラムなどから家の情報を集めたという奥様。お目当ての高さのある対面キッチンは、雑多なものを目立たせない工夫も。グレーの色はアクセントとして◎。
「土地探しからあちこち見て3年くらいかけて家づくりが実現しました」と語るご主人。楽しい家を選んだ理由は、ご自身と息子さんにアトピー性鼻炎があったこともあり、健康に配慮された「音響熟成木材」と空気中の化学物質を吸着分解してくれる「幻の漆喰」を採用していたから。モデルルームなどをあちこち見て回った結果、新築独特の臭いが気にならないことと、楽しい家スタッフの気さくな人柄に惹かれて決定した。住み始めて半年たっても、森林浴をしているような空気と木の優しい雰囲気に「朝スッキリと目覚めることができるようになりました」とご主人。
ご主人のお気に入りは玄関横にある3.5畳の和室で、夜勤などで疲れて帰ってきてもすぐに横になることができ、家族の朝を邪魔することなく休めるのだそう。そこから見える庭のシマトネリコの木も癒やしの一つ。楽しい家の社長とスタッフ、Dさん家族で一緒に選んだ、木があるこの景色は小さなことまで寄り添ってくれる楽しい家ならではの光景かもしれない。
奥様お気に入りの建築家の設計と楽しい家の施工で実現したこちらのお宅で印象的なのは、廊下がないこと。できるだけ機能性を重視し、唯一廊下になりそうなところもストリップ階段でおしゃれにまとめた。エアコン1台で1階部分の空調を賄えるのでお財布にも優しい設計。キッチン後方には大容量のパントリー・洗面所・サニタリーと並び、家事動線も充実。また、子どもたちが遊びで汚れて帰ってきても、サニタリーの窓から出入りすることができ、バスルームへ直行も可能。ママに嬉しい便利なつくりとなっている。ここはランドリールームとしても利用できるので雨の日も安心だ。
2階の主寝室は、天井から壁まで全て漆喰で仕上げられているので、天然の空気清浄機で作られた空気に包まれて過ごす時間はかけがえのないひとときに。部屋の雰囲気に合わせて造作されたカウンターは、ドレッサーとしてもデスクとしても使用できるマルチなスペースとなっている。
【楽しい家/鹿児島】