完成見学会で『R+house』の存在を知ったYさんご夫妻は、デザイン性と機能性を高水準で両立する『建築家住宅』に興味を抱いた。『R+house』とは、提携する全国各地の建築家による豊富な知識とデザイン力で理想の住宅を実現する今注目の家づくりのこと。構造や設備においてはもちろん、飽きのこない普遍的なデザインで、頑丈で快適な住まいを提案。しかも、徹底的に無駄を省き、建築家住宅でありながらも十分に手の届く価格でコストパフォーマンスの高い家を手に入れることができる。ただ、家づくりを始めた当初は、建築家との打ち合わせが原則3回であるという点において不安だったとご主人は振り返る。しかし、1回目の現地視察を含めたヒアリング後、2回目の打ち合わせで提案された図面を見て、その不安は払拭された。「自分たちの要望が反映されているのはもちろん、それ以上のプランニングで完璧でした」とご主人は感動したのだそう。
Y邸でアイコニック的な存在なのが、家の中心に設けたコの字型の中庭だ。玄関、リビング、和室と面していて、いずれの空間にも光を届け、開放感を与える役割を果たしている。「夜はライトアップして、とても幻想的な雰囲気になるんです。部屋から眺める非日常空間に癒されています」と奥様は特にお気に入りの様子。また、コの字のため空いた一面はルーバーで目隠し。光と風は通しつつもプライバシーは確保できた。実は室内にももう一か所、同じようにルーバーを採用している場所がある。構造上どうしても必要だった柱に合わせてリビングの一面をルーバーにしたのだ。その結果、シンプルな空間に表情が加わり、デザイン性がアップ。「建築の仕組みや空間デザインを熟知した建築家ならではの視点はさすがだと思いました」とご主人。光の取り入れ方から外からの視線、暮らしやすさにデザイン性など、多角的にプランニングする建築家住宅はまさに理想の住まいと言える。
【田丸ハウス/鹿児島】