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新築実例レポート/モデルハウスレポート

(vol.44) 白木建設

※かごしま家づくりの本Vol.44(’21春)より抜粋
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建築場所
鹿児島市/玉里モデルハウス
工  法
在来軸組コーチパネル工法
土地面積
194.84㎡(58.93坪)
延床面積
121.82㎡(36.85坪)
1階面積
121.82㎡(36.85坪)
本体価格
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災害への備えにも注目した強く美しいモデルハウスを体感

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ライフラインを確保する システム

 鹿児島市の高台に位置する玉里団地。静かな住宅地の中に、自然体の暮らしを楽しめる分譲モデルハウスがオープンした。手がけたのは、住まい手をとことん思いやるプランニングが注目されている白木建設。ここでも限られた条件や環境を考慮しながら、幅広い世代に満足してもらえる家づくりを実践している。
 なかでも見逃せないポイントは「災害への強さ」。大雨や台風、地震など、年々威力を増す自然災害に不安を感じている人も多いはず。もしもの時、安心・安全を確信できる場所がわが家なら、どれだけ心強いだろうか。
 同モデルハウスでは、災害時でも屋外からの電気供給や太陽光発電システムをムダなく活用できるスマートエルラインシステムを導入。停電時でも発電可能なEV車や発電機から家の中に電気を送り、照明や冷蔵庫といった設備を使うことができる(施工前に選定した5回路ほどが有効)。配線を整えるだけなので蓄電池と比べて初期費用のコストを抑えられるのも魅力だ。

新たな価値を見出せる プランの提案

 また、耐震等級で最高レベルの3を獲得する長期優良住宅という点にも着目したい。構造躯体で採用しているコーチパネルは、地震時に高い性能を発揮する。軸組工法とパネル工法の良いところを併せ持ち、震度6~7の揺れに対応。しかも繰り返しくる揺れにも強い。コーチパネルが以前から標準仕様であることからも、安心・安全に対する同社の真剣さが伝わってくる。
 加えてここでは間取りにもひと工夫を。リビングに備わるスキップフロアの下には、広さ3帖ほどの蔵収納が用意されている。モノの出し入れがしやすいため、ふだんの収納はもちろん、避難時の必携品や食品の備蓄にも便利なのだ。
 スキップフロアにはカウンターデスクが造作され、子どもの勉強やリモートワークなどにも活躍する。コロナ禍において、こうしたワーキングスペースはわが家に求められる設備の一つ。使い方を限定せず、家族構成やライフスタイルに応じて活用することで利用価値が高まるというもの。ちなみに主寝室にもコンパクトな書斎が用意されている。

くつろぎを演出する 細やかな配慮

 同モデルハウスが建つエリアは敷地が北下がり。そのため南面が隣家の影になってしまい、採光の確保が難しい印象を受ける。しかし室内に入ると予想外に明るい。理由はLDKの天井に設けられたトップライトにあった。好天の日中なら自然光で十分。さらに、北側に据えた対面キッチンの背面収納内にもスリット窓を設置。やわらかで安定した光が、朝の忙しいひと時をリラックスした雰囲気に変えてくれそうだ。
 そんなキッチンは、一体感のある間取りの主役的存在。天然木×スチールフレームのスタイリッシュなデザインに合わせ、窓枠や建具などをコーディネート。シックで落ち着いた雰囲気に仕上げられている。
 将来の夫婦暮らしを考慮して、1階だけで生活を完結できる間取りもうれしい。外からも室内からも出入りできる土間ガレージは、趣味を満喫する部屋にするのもおすすめ。安心・安全、快適な性能だけでなく、日々の暮らしを楽しむ仕掛けが施された必見のモデルハウスである。



【白木建設/鹿児島】